何がしたいのか分からない学生へ

何がしたいかわからない?
そりゃそうだ。働いてもないのに何がしたいか、何が向いているかなんてわからない。選択肢はある意味無限にあるのにそこから1つ選べなんてできるわけない。

今までの経験から大切にしたい軸を考えろとよく聞くだろう。
「カフェでバイトしてて人に喜ばれるのが好きだから、人に喜ばれる仕事したい!」、「海外旅行好きだからグローバル企業がいいな。」

社会人はそんななまっちょろいもんじゃない。
上司からは売上ノルマ達成を求められるし、顧客からは無茶な要求をされるのは日常茶飯事だ。働くことには責任が伴う。ちょっと好きだから、いいなと思ったから選んだとしたら、ギャップにがっかりすることとは十分考えられる。

と同時に、社会人は基本的に責任はない。顧客を怒らせて案件を失っても、機械を壊してしまっても、極端な話、会社を潰してしまっても責任を負う必要はない。(過失でなければね。)

矛盾するようで何も矛盾していない。雇用契約に対する責任はあるが、法的責任は無いってことだね。

じゃあどうすればいいのか?答えは簡単。とりあえずやってみればいい。面白そうかなと思うことをやってみればいい。違うと思ったら辞めればいい。
20代の内は就職先なんていくらでもある。未経験でもどうにでもなる。会社なんて山のようにある中で、最初の1社がベストだなんてどうしてわかるだろうか。(いいや、わからない。)

人生100年時代と言われている今、22から85まで働いたとして63年。
5年自分に合う会社を探していたところで、1割にも満たない。

今の企業には終身雇用だと思い入社して、そんな努力もせず、なんとなーく生きてきた人がたくさんいる。あなたはそんな人になりたいかい?大事なことは3つ。すると決めた仕事を、①言い訳せず、②全力で、③楽しむこと。

給料が良くて福利厚生が良くて厳しいこと言われないホワイト会社が、長い目で見ると人生で最良の選択かどうかはわからないよ。
成長成長言っているベンチャーがいいって訳でもないけどね。人それぞれだから自分に合う会社を探そうって話。

※1社目を適当に決めろと言いたいわけではありません。
※法律は素人です。

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