腰痛へのアプローチ
先日、家に帰ったら妻が「腰が痛い」と、
前屈みになって歩いていました。
どれどれとみてみると、第9胸椎~第 12 胸椎レベルの左脊柱起立筋の過緊張がすごい。
特に誘因なく急に痛くなり、誘発動作もこれといってなく無理に動くとピキっと痛むと。
少し私自身が疲れてもいたので、脊柱起立筋にカウンターストレインをかけてみる。
すると、下のほうはスッキリして上の方も少し残るけどマシになったと。その日はそれで寝てもらう。
次の日、朝起きると、隣で妻がまだ痛いと寝返りしにくそうにしている。
ごめん昨日僕がもっとちゃんとみるべきだった。
また同じ部位が過緊張を起こしている。
膀胱経のライン。足趾も左の膀胱経と脾経の流れが悪く冷えている。
脈は湿の要素が強そうで虚実でいうと実。
寒熱でいうと寒に傾いている。
まずは仰臥位で手足のメカノレセプターを解除して信号の流れをよくする。
お腹を触るとちょうど脾経の腹結に固まりがある。これかな。アンワインディングで固まりを流す。
三陰交にも刺激を入れる。
ここで腹臥位になってもらう。
「お、だいぶマシ」と。
脊柱起立筋を触ってみると、
だいぶ落ち着いたがまだ残る。
ここはダイレクトに操皮法をあてて、
仙骨から上部胸椎へアンワインディング。
座ってもらうと、「お、いい感じ」と。
最後に座位で腰椎と骨盤を調節。
立ってもらうと、「お、歩ける!」
いい経験になりました。