給食で「肉を食べたい」という小学生の願い、届いていますか?
いくらなんでも、これはあんまりだ。
「給食が提供されているだけありがたいのだから、残さず食べなさい」
もはやそういう次元ではない。
食事は「おいしく」「楽しく」食べたいものだ。
しかし、これではさぞかし苦痛だろう…。
味覚が発達していない子供に、切り干し大根や高野豆腐ばかり出しても、
完食しなさい、という方が無理だ。
もちろん、食育、栄養摂取の必要性があるから、
子供が食べてくれそうなものだけを出す、というわけにはいかないんだけど…。
私は、小学生の頃に転校を経験しており、数校の異なる学校に通ったが、
一番良かったところだと、「うなぎ」が出ていたこともあったなぁ。
月一で、エビフライやとんかつも、ふつうに出ていたと思う。
給食費を上げることはやむを得ないことだ。
しかし、値上げするのであれば、少なくともおかずのクオリティを向上させ、
バリエーションを増やすべきではないだろうか?
肉が食べたい。
そんな今の小学生の心からの叫び、痛いほどわかる。
大人は食べたいときに肉を食べられるけど、
自分のお金を使えない子供たちは、そうはいかないもんね。
方法は「値上げ」だけなのだろうか?
シンプルに値上げを行うのであれば、
・都道府県と各自治体で補助金を増やす
・各都道府県の「旬食材」「特産品」を提供する
この二つの方法を取り入れたりはできないのか?
あるいは、地産地消で値段を抑えることなども、できるのではないのだろうか?
もし給食費の値段を上げられないのであれば、
「使える食材で、小学生が美味しく食べられる料理を作ることができるプロに頼む」
ということはできないだろうか。
ジャンルは異なるが、ここ最近、JALの国際線で、
「35歳以下の有名店のシェフが機内食メニューを考える」
(URL:https://press.jal.co.jp/ja/release/201708/004393.html)
というプロジェクトがあった。
JALの例を参照に例えば、問題になっている愛知県名古屋市で、
「名古屋市の有名店『○○』のオーナーシェフ・△△氏が、今月の給食のメニュー開発を行う」
そういう取り組みがあっても良いのではないか。
食事を蔑ろにしてはならない。
方法は、値上げ以外に色々あっていいはずだ。
成長期真っ只中の子供たちが、お腹いっぱい美味しい給食を食べられるよう、
真剣にこの問題と向き合って頂き、
「肉が食べたい」という子供たちの願いを叶えて欲しい。
※2020年4月より給食が変わることになりそうです。
参照:ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/3479/
オトナンサー https://otonanswer.jp/post/55406/
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