[論考探偵寓話] 3事件が問いかける。
お疲れ様です。
Thinker Uです。
森からの警告 A Warning from the Forest
序論
深い森の中に、Thinkerと呼ばれる動物が住んでいた。
Thinkerは、動物たちの悩みを聞き、解決策を見つけるのが大好きだった。
ある日、Thinkerのもとに、助けを求める動物たちが続々と集まってきた。
本論
最初に見えたのは、小さなカモメだった。「助けてください!私の友達の
子どもが、大きなカラスに襲われそうになったんです。カラスは、光る棒のようなもので子どもを叩こうとしたんです。」
続いて現れたのは、クマのぬいぐるみを抱えた子グマ。
「僕のお姉ちゃんたちが、悪いオオカミさんに連れ去られちゃったんです。オオカミさんは、お姉ちゃんたちをこわがらせて、ビデオを
撮ってたんです。」
最後に現れたのは、大きなカバ。「僕は、バスに乗っていた時に、怖い
オオカミさんに襲われちゃったんです。
オオカミさんは、僕に何も言わないでください、って言ったんです。」
Thinkerは、これらの動物たちの話を聞き、あることに気がついた。
動物たちの言葉は、どこかで聞いたことがある。
そうだ、新聞を読んでいるときだ。
カモメの言葉は、公園で女の子が金属パイプで殴られそうになった事件を
思い出させた。子グマの言葉は、園児に性的暴行を加えた元保育士の事件を思い出させた。
そして、カバの言葉は、障害者支援施設の利用者に性的暴行を加えた運転手の事件を思い出させた。
Thinkerの考え
事件1・公園での暴行事件
小学2年生の女の子の頭部を金属製パイプで殴る、22歳の男を現行犯逮捕。
面識のない小学2年生の女の子を金属製パイプで殴ったという事実は、
加害者の深刻な心理的問題を示唆する。
なぜ金属製パイプという凶器を選んだのか、そしてなぜ無関係の子供を
標的としたのか、その動機を解明するためには、加害者の社会関係や人間
関係を詳細に調査する必要がある。
事件2・保育士による性的暴行事件
勤務先で園児7人に性的暴行やわいせつ行為、元保育士の男に懲役15年
求刑。
本事件は、DV加害者の心理メカニズム論考と共通点が見られる。
論考で述べた様に「人の味を覚えた熊」の状態であり、再犯のリスクが
高いと考えられる。
自身も罪を認めていることから、懲役15年では再犯の可能性が高い。
薬物投与や隔離といった極端な手段も視野に入れるべきである。
事件3・障害者施設利用者への性的暴行事件
障害者支援施設の利用者の女性に送迎バス内で性的暴行か、運転手の
男逮捕。
被害者が嘘をつくなら、「誰にも言うな」というメッセージを送る必要は
ない。このメッセージや、加害者がバスを運転していたという事実は、
犯行を示唆する有力な証拠だ。
否認の背景には、金銭的な問題などが絡む可能性がある。
結論
Thinkerは、動物たちの話を聞き終えると、人間の姿になって深いため息を
ついた。
彼は、これらの事件が単なる偶然の一致ではないことを確信していた。
動物たちは、人間社会が抱える闇を、彼らなりに表現しようとしていた
のだ。
「動物たちの言葉は、私たち人間への警告だ」
Thinkerは、そう呟きながら、再び机に向かった。彼は、新聞記事に赤線を
引いたり、メモを書き込んだりしながら、事件の背景にある社会問題に
ついて深く考察を始めた。
Thinkerは、動物たちの言葉を通じて、人間社会の歪みや矛盾を鮮やかに
描き出した。そして、そのメッセージを世の中に広めるために、彼はペンを執った。
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