【ピスタチオの縁結び企画小説】 あなたに会えてよかったね、きっと……ららら~(追記あり)
この記事は【ピスタチオ×乙杯神社プレゼンツ】ピスタチオの縁結びラブレター奉納の企画に参加しています。
勝手に小説風に書いています。
♢♢♢
あれは、どれくらい前かも忘れてしまった。
どう出会って、どう会話をして、どうやって思いを伝えようとしていたのか、それすらも――――。
あれはそう、もう深夜に近い時間だった。
突如として始まったカーニバル。
何もわからない、初めてに近いその場所に足を踏み入れると、記憶の片隅にある5人のカラフルな姿が目に飛び込んできた。
そこにはたくさんの、見たこともない人達の仮装した姿に、私は動揺し息を飲んだ。
「こんな人たちの中に私は入っていけるのだろうか……」
そんなことを一瞬も思わず、私は飛び込んだんだ――――。
♢♢♢
そもそも私は小さい頃から人見知りだった。
人と接することが苦痛とまではいかないが、一人の時間を大切にしたいと思うタイプだった。
そんな時、友人のお姉さんが描いていた少女漫画に心奪われ、「私も描いてみたい!」そう思った。
そこからだった、漫画家という夢が近づくうち、
「もっと人に読まれたい!」
「漫画の連載がほしい!」
「私も有名になりたい!」
そう思うようになっていった。
だが、思いとはうらはらに『人見知り』ということが私の邪魔をしていた。
人の前に立つことなんて恥ずかしい!
自分をアピールすることなんて出来ない!
どうしたら自分のファンを増やせるの!?
大人になり、小説家として活動してもそれは変わることはなかった。
それは、いつまでも私の足を引っ張り続けていた――――。
♢♢♢
あの日のカーニバルは特別だった。
だって、みんな顔を隠しているんだから!
人見知りの私だって、きっと出来るはず!
そう、私は変わったんだ。
そう――――。
アルソックイエローに!
でも、あの人はすごかった。
私の人見知りなんて知りもしない。
あの人はあっという間に、アルソックホワイトに変身していた。
そして、その場の爆笑をあっという間にかっさらっていく。
「なんて、すごい人っ!!」
その人の仮面は次から次へと変わっていく。その身のこなし、風のように速い変身劇は、そのカーニバルに参加していた人々を魅了していく。
「ああ、私の変身なんて足元にも及ばない……」
でも、なんて爽快なの!?
この感覚はなに!?
夢!?
そのカーニバル……いや、その宴はあっという間に幕を閉じた。
♢♢♢
「ああ……やっぱり、あれは夢……夢だったんだ」
最高の夢を見た翌日は、目覚めも爽やかで、言葉に表せない感覚だった。
まだ眠い目をこすりスマホを手に取ると、そこには……。
「え……夢じゃなかった……?」
恐ろしい数の、noteからのコメント更新通知が残っていた。
昨日の宴は夢じゃなかったんだ!
その証拠にnoteを開いてみると、そこには、「あのアルソックイエロー夕雪さんだったんですか!?」「アルソックイエロー笑えた」「アルソックイエローが出てきて腹筋崩壊」
たくさんのコメントが、そこにはあった。
それは、私の知らない方からのコメントも。そして、そのコメントに合わせるようにフォローしてくださる方も現れたのだ。
私は幼い頃からずっと人見知りだった。
自分をアピールすることも、目立つこともしない。
でも、小説家として有名になりたいという思いは強い。
そんな私の思いを、あの人は知らないはずなのに……。
ああ、ありがとう、アルソックホワイト。
ああ、ありがとう、ニューノマンさん!
このヒーローショーをきっかけに、たくさんの方との出会いがありました。
上の小説もどきのように、私は本当に人見知りで、目立つのは得意ではなく、SNSでも自分をアピールすることは、まったく出来ていませんでした。
「自分の小説を読んでほしい」その思いはあるのに、フォロワーさんを増やそうとすることが苦手で、それだけのために時間を費やすなんて出来なかった。
でも、私を知ってもらわなければ、私のことどころか小説だって読んでもらえない。
そんな私を、あのヒーローショーが変えてくれました。
同時期くらいにお話させていただくようになった、モンキータイムさんや、ピスタチオさんとも、今もたくさんお話させていただけることが、本当に楽しくて嬉しいです。
その後、実際に私の本を読んで下さる方も増えて、ビックリしています。
まぁ、人見知りは変わってないし、アルソックイエローになれたのも、このnoteだったからだと思います。
ですが、noteの中でも、SNSでも、自分の作品を紹介できるようになって、そこからまた素敵なご縁も生まれています。
こんな素敵なきっかけ、ヒーローショーを開催してくださって、ありがとうございます。
ありがとう! アルソックホワイト!
ありがとう! ニューノマンさん!!
♢♢♢
モンキータイムさん、ピスタチオさんはじめ、このnoteではたくさんの方への感謝でいっぱいです。感謝の恋文は誰にって選べないと思っています。
そんな中で、たくさんの出会いのきっかけを与えてくれたニューノマンさん、ありがとうございます。
(モンさんに描いてもらって嬉しいから貼っておくw)
そして、みなさんへ。
私と出会ってくれて、ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。
夕雪*
【おまけ】ここから追記。↓
モンさんのイラスト貼ったら、「ワシの絵も貼れ」というクレームがあったのでw
ニューノマンさんの夕雪画、貼っておきます。
私の本もよろしくお願いします。