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【詩】蕎麦

朝、蕎麦を食べた
昼、蕎麦を食べた
夜、素麺を食べた
そんなだから嫉妬されて、身体中に蕎麦の花が咲き乱れた
蕎麦よりも素麺に似た白い花
あたしの肌も白かった
そんなに羨ましかったか?
夏によく映えるいろより、小麦色の方が夏らしいのに
ああ、口を滑らせた また花が咲く
でもやっぱり美味いから、今夜は蕎麦にするよ


作家修行中。第二十九回文学フリマ東京で「宇宙ラジオ」を出していた人。