見出し画像

【舞台記録】ギア-GEAR-

こんにちは!ウジョーズです🦈

今回は、芸術の秋ということで、
10月26日に芸術鑑賞をしてきました!

何を鑑賞してきたかというと、題名にもあるように
『ギア-GEAR-』です。

個人的に、ダンスとマジックをやっていたので
前々からすごく気になっていたんです。
そしたら、友達から「観に行かないか」とお誘いが来て
即答で「行く」と返事して、
ようやく念願の『ギア』を鑑賞することができました。

単刀直入にいいます。
良かったので、ぜひ観に行ってください 笑

ギアとは…

日本発×日本初のノンバーバル(=言葉に頼らない)シアター『ギア-GEAR-』。光や映像と連動したマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングによる迫力のパフォーマンスで感動のストーリーを描くと共に、セリフを使わない”ノンバーバル”という演出により、小さなお子さまから大人まで、そして外国の方までもが、言葉の壁を越えて楽しんでいただけます。
『ギア-GEAR-』は大きさや形、色の異なる歯車が噛み合い、大きなうねりを生み出す日本独特の和のである「調和」をテーマとして公演を開始。
2024年4月に京都ロングラン12周年を迎え、観客動員数30万人突破&公演回数4500回を突破しました!(2024年8月24日現在)

https://www.gear.ac/about/より引用

マジック、ダンス、パントマイム、ジャグリングと
いろんなパフォーマンスが次々と繰り広げられるんですが、
サーカスとは違うんです。かといって演劇でもない。
でもものすごく感情移入ができる。全く新しいタイプの舞台でした。

そして、ノンバーバル!つまり言葉を使用しないんです。
聞こえてくるのは、音楽、効果音、風の音、足音、小道具の摩擦音そして
演者の息づかい(S席だったので結構距離が近かった)ぐらい 笑
”言葉の壁を越えて楽しんでいただけます”と謳っているだけあって、
お客さんも老若男女から海外の方まで幅広かったです。
個人的にノンバーバルの舞台は初めてだったし、
セリフを聞き取らないでいい分、表情とか動きに集中できてとても面白かったです。
逆に見たい箇所が多すぎて、目が足らなかったですね。

正直、パフォーマンスが凄すぎて、
ノンバーバルの違和感が全然ないんです。
鑑賞中はセリフが無いことを忘れて見入ってしまって、
最後の演者の挨拶のときの「ありがとうございました」を聞いた瞬間に、
「そういえば喋ってなかったな」って思い出すんですよね 笑
多分、ギア初見あるあるだと思います 笑

あらすじ

人の心が起こす、再生の奇跡
人間型ロボット「ロボロイド」が働き続ける、忘れ去られた古い元おもちゃ工場。
人間が去った今も働き続けるロボロイドたちの前に、かつてこの工場で作られていたおもちゃの人形「ドール」が現れる。
ロボロイドは、異物に対する解析機能を通じて、ドールと触れ合い、ドールが持つ不思議な力により、思わぬ能力を発揮する。
一方、ドールはロボロイドたちとの「遊び」を通じて、少しずつ人間に近づいてく。
そんな楽しそうな時間もつかの間、あることをきっかけに工場が大暴走を起こしてしまう。
そして・・・・・

https://www.gear.ac/about/より引用

そして、このギアはただパフォーマンスを見せる舞台ではなく、
しっかりと物語として観てる人の感情をめちゃめちゃ揺さぶってきます 笑
凄いパフォーマンスを観てるだけだと思ってたら、
最後、やられました 笑

大体1時間半の舞台だったんですが、
面白すぎて一瞬で終わっちゃいましたね。 
体感時間30分くらいでした 笑

そして何よりも、この舞台をより没入させてくれる会場が
この扉の先にあります。

入り口

「扉を抜けるとそこは、そこはギア専用劇場だった」

ギア専用劇場

もし僕が川端康成だったらこれで、ノーベル文学賞狙っていましたね 笑

写真からもこの雰囲気が伝わると思います。
実際の目で見たらこの数倍、凄いです。
僕自身、舞台演劇を少しかじっていたので、小道具や舞台装置にも目がいっちゃうんですが、
一つ一つの部品が細かく、しっかりと設定に沿ってエイジング加工などが施されてあり、実際にここで人間が働いていた痕跡みたいなのが
感じられる舞台装置。
全然舞台が始まっていないのに、会場に入っただけで、
一気に『ギア』の世界観に引き込まれました。
舞台が始まると、専用劇場ならではの仕掛けや、
プロジェクションマッピングが、
この世界に入り込んだかのように錯覚を起こさせます。
この劇場で演者は縦横無尽に動き回り、
自分のパフォーマンスを発揮していきます。
もちろん、演者が使う小道具もしっかりと作り込まれていて、
普通だったらコインを使うマジックをコインの代わりにワッシャーを使っていたり、ジャグラーが使う道具もおもちゃ工場という設定に応じた道具に
なってたりと世界観を徹底されていました。
そりゃ、時間を忘れて、『ギア』の世界観に没入できますよね 笑

ジャグラーさんの小道具、バスのおもちゃになってる

あと、規模感もいいんですよね。
広すぎず、大体100席ないぐらいの規模感で、
演者が目の前まで、
なんならゼロ距離でパフォーマンスしてくれました。

本当に良いものを観たときって、サウナ並みに整いますよね 笑
放心状態と言いますか、口半開きでボーッとしてしまう感じ。
出る言葉が「良かったな〜」ばっかり。

最高の時間と空間でした!

今回僕が観た回の演者さんたち

演者によってやる演目も少し変わったりするみたいです。
それぞれ各ジャンルによって演者が数人いて、その組み合わせ総数が、
8820通りあるという。
全員分を観てみたいけど、これだけ数があると、
もはや僕が京都に引っ越すか、
地元の兵庫にギア専用劇場を増設してくれないと制覇できないですね…

この『ギア』を観て、
言葉の壁を越えて、人種にもとらわれずに
全世代、全世界の人々を笑顔にできるということを
体感することができ、ダンスとマジックをやってて本当に
良かったなって思いました。

笑顔や楽しいで溢れている空間が本当に好きなんですよね。
将来、人を楽しませて笑顔にさせる仕事をしたい思い、
マジシャンやダンサーを目指してたこともあったし、
また真剣にダンスやマジックやってみようかな 笑

最後に

まだ観たことがないという方は是非、観て欲しいです!
単純に凄いパフォーマンスが見れて、
非日常感が味わえるというのもありますが、
それとは他に、この『ギア』は、人間の可能性や表現力、
共感など、すごく心と感情に訴えかけてくるものがあります。
しかもセリフがない分、視覚情報に集中できるので、
表情や仕草などがよりストレートに入ってきます。

子供の頃は、純粋に楽しいから笑う、ムカつくから怒る、切ないから泣く
と心のまま感情を吐き出していたのに、
大人になってからはなぜか、辛いけど笑顔、ムカつくけど笑顔、悲しいけど笑顔と壊れたおもちゃみたいに感情と表情を乖離させることが当たり前になって、それが”大人になる”ことだと
感情を押さえつけられすぎている気がします。
確かに社会を回すためには多少は必要なのかもしれませんが、
辛い時に辛いと言える環境が少なすぎな感じがします。

こういう感情を純粋に表現することも人間らしさの一部だと思うし、
今の社会にもっとあってもいいんじゃないか、
もっとシンプルに感じたことを表に出してもいいんじゃないかと
感じさせてくれたとてもいい舞台だったと思います。

普段はこういうところで、グッズとかを買わない僕が、
名残惜しすぎて思わずポストカード買っちゃいました 笑
みんな可愛い 笑

日付入りのポストカードにパンフレット

そしてギア鑑賞後、
一緒に行ったみんなと錦市場で余韻に浸りながら、感想を言い合い
僕の秋の芸術鑑賞会は幕を閉じましたとさ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

誘ってくれてありがとう


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集