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ぶらり途中下車しない旅。

地方暮らしの一人一台の車社会だから、普段は基本的に車生活をしているのだけど、昨日は所用によりずいぶんと久しぶりにバスと電車に乗った。

時間にしたらトータルで一時間程度。

学生時代を過ごした東京にいた頃は、住んでいた板橋からアルバイト先の浅草まで、よくよく一時間越えの電車移動をしていたものだけど、こんなに長い時間、新幹線や飛行機以外の公共交通機関に揺られたのは本当に久しぶりだった。

久しぶりに揺られるバス。
比較的早い時間だったこともあって乗車率は低かった。

ボタンを押したくてしょうがなかった子供時代。

そういや天井にもボタンついてたっけ。



普段車を運転してるときよりもゆっくりと町並みを見ることができる。この風景に合うBGMは何かな、なんてセレクトするのもなかなか楽しい。
(Bob Dylanやandymoriのマッチ率が高かったように思う。)


そうこうしているうちにバスは駅につき、切符を買う。チャージではなく、切符。


休日の朝ということもあってか、学生すらいない。

基本的に車両編成は2両。




今回は目的地に向かうためだけに乗っただけだったけど、次はローカルな駅にも降り立ってみたい。



道中では窓の外をゆっくりと眺めたり本を読んだり、写真を整理したり。
わずか一時間足らずの時間だったのに、一時間でこんなに色々なことができるのかと自分でも驚く程に有意義な時間を過ごせた。


それは、なんとも贅沢な時間だったように思う。



都会の電車じゃ見れない光景。


駅についてら開けるボタンを押してドアを開けて、降車時には閉めるボタンを押しながら降車することが暗黙のルール。

ローカル電車の醸し出す昭和感が堪らない。

Suicaでピッじゃない。もぎり(捥り)の駅員さんがいる。
(※Suicaは窓口で精算が可能なのでご安心を)

今回の旅の目的地。
タクシーもいないほどの人気の無さがいい味を出してる。



忙しい日常を過ごしている人にこそ、喧騒を離れて田舎の電車の利用をぜひおすすめしたい。途中下車をしなくても、十分楽しめるはず。

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