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ヨモギ編:第六話 名もなき1匹の野生カエル、「ヨモギ」と名付けられる! 

ネット注文していた飼育グッズが届いた。
心を弾ませながら、まずガラスケージを箱から取り出す。
順序立てて綺麗に丁寧に開封💛・・・なんてことはない。
「バリッ!」「ベリッ!」という音を立てて包みが引き裂かれていく。
床に散らばった残骸は見る影もない。
姿を現した見事なガラスケージに「おおー✨」とテンションup↑↑
「よし!まずソイルを敷いて・・・」
「・・・・」
「いや、先にちょっと拭くか」
と、水に濡らしたティッシュでケージ全体を拭く。
ケージを木製ラックの上に移す。
ガラスなので多少重いが、一人でも何とか持ち運べる重さだ。
生きたバクテリア入りのソイルを数センチほど敷く。
床材はペットシーツがメンテナンスも簡単だという情報もあり、ちょうどルーカスのためのペットシーツもあったため、どうしようか迷ったが、生きたバクテリアが排泄物を分解してくれる、交換は半年に1回ほど と商品に書かれていたためソイルに決めた。
というのも、カエルはメンテナンスを怠ると自分の排泄物が気化し、有毒ガスとなってアンモニア中毒となり、死に至るらしいのだ。
これを知った時は、「えー(゚Д゚;)!!カエルって難しい!」と相当びっくりしたものだ。
もちろんメンテナンスには気を遣うつもりではいたが、何せカエル飼育初心者だ。
念入りに勉強してから飼ったわけでもない。
まさに我が家に飛び入り参加だったわけだ。
万が一ペットシーツの交換を怠って死んでしまったら・・・それならちょっとでもバクテリアに分解してもらって・・・という思いからだった。
ソイルを敷き終わる。
次は突っ張り棒だ。
「ガツン」「ゴツン」とケージに当たる。
ぱつ子「あ?」
入らない。サイズを間違えた・・・
テンションは一気にdown↓↓
おそらく横幅が30㎝のケージなので、30㎝~の突っ張り棒を買ったようだ。
なんて阿呆なんだ・・・よく考えもなしに買って失敗するいつもの悪い癖が出てしまった。
次の休みに買いに行くしかない。
気を取り直して、ポトス・名称不明の植物・水皿・ライト・ヒーター・温湿度計を設置していく。
(後に爬虫類用のサーモスタットという素晴らしい商品があることを知る。コテツ編にて登場予定。)
壁には固形石鹸置きを付けてみた。これも100均で買ったものだ。
スペースがあったので、いつも隠れ家になっていた岩のオブジェも設置することにした。
突っ張り棒は急遽欠場となったが、完成だ。
テラリウムとまではいかないが、なかなか良い出来だ。
カエルをケージに戻す。
まじまじとケージを見る。
ここまで来たら、いつまでもカエル呼びをするのも何だかなぁと思い、カエルと言えば緑・・・緑と言えば・・・ぱっと浮かんだ「ヨモギ」と名付けた。(見出し画像はタンポポだが、そこは突っ込んではいけない・・・)
                       第七話へ続く
☆今日の豆知識☆
シュレーゲルアオガエルの鳴き声は「コロロロ」という綺麗な鳴き声だよ!
鳴き声は聞こえても姿が見えないのは、物陰に隠れているからなんだって!
カエルは鳴く時に、喉を膨らませるものもいれば、両頬を膨らませて鳴くものもいたりと種類によって違うらしいよ!






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