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バイク大量、段差だらけ……台南ジョギング事情

わりとジョギングするほうである。きっかけは2年ほど前、Apple Watchを買って自分の運動量を数値化して把握するようになったこと。それからは毎日のノルマを果たしたい一心で、多少天気が悪くても走りに出かけるような生活を続けてきた。

今回台南にやってくるのにあたっても、果たしてジョギングを続けられるのか、やや心配に思っていた。この投稿に登場した台南在住の「友人の友人の友人の旦那の友人」にも渡航前、「台南ってジョギングできる?」とわざわざ質問したくらいだ。

結論からいうと、台南でもジョギングはできます。ただし、いくつか注意点がある。

わたしの今年のジョギング記録。日本にいるあいだは新型コロナウイルスに感染した7月を除けばコンスタントに毎月160kmを超えていた。台湾に来てからの9〜10月は140kmくらい。まあまあ

大量バイクに注意を

まずとにかく大量のバイクに気をつけないといけない。

容赦なく猛スピードでそばを走り抜けていくし、横断歩道でもコチラが歩いている1〜2メートル先を平気で横切っていく。これは四輪車も同じだけど、歩行者優先という発想は無いといっていい。

路肩に停められているバイクもくせもの。このバイクを避けようとちょっとでも車道にはみでようものなら、すぐ後ろから別のバイクが疾走してくる。かといって車道に出ないように歩いていると、停めてあるバイクにぶつかって倒してしまいそう。

歩道も油断禁物

かなり厄介なのは、台湾の(台南の?)バイクは歩道も走る、ということだ。歩道沿いにバイクを停めるとき、あるいは停めてあったバイクに乗って車道に出るまでの数メートル〜数十メートルを、バイクにまたがって、ちゃんとエンジン音をぶんぶん鳴らせて走る(バイクを両手で支えて押して歩く……とかではない。ちゃんと走行する)

さすがにコレは現地でも問題視されているみたい。しかしこの報道↓をみると「歩道と車道がわかりづらいのが悪い!」という論調っぽいので、ちょっと日本人の感覚とはズレている気がしないでもない(この動画の1:30〜くらいの光景は日常茶飯事)。

段差だらけ台南

歩道も油断禁物の件、バイクだけじゃない。

個人的に段差の多さが気になる。台湾をはじめ、アジアの熱帯寄りの地域の街並みって「歩道=道路に面した建物の軒下」になっているパターンが多いでしょう? この軒下スペースを飛び出しちゃうと車道になってしまうので、どうしてもこの軒下スペースを通らざるをえない。が、台南の場合、この軒下スペースの統制が取れていない。

建物と建物のあいだに高低差があって、しかもその段差が数十センチあったりするのである。ちゃんと足元をみていないとつまづいてかなり危険である(ジョギングだけじゃなくて、車椅子やベビーカーの通行にもかなり不便そう)。聞いたところによると、これは台南が田舎だからとのこと。台北などの大都市はもうちょっとマシらしい。

「非・軒下」の歩道探せ

なので、事前に走行ルートを研究しておくのがおすすめ。

ポイントは大きい道路、特に「歩道=軒下スペース」になっていない道路を探すこと。路面店が多いエリアはこの条件を満たさないので、公園のそばとか、大きな敷地を有する私立中学の脇などを探すといい。ただ、歩道が広すぎると今度は間髪入れずバイクが走りだすから困る。

また大きい道路であればあるほど排気ガスがもくもくで辛いという問題もある。

公園&大学でホッと一息

いちばんのオススメはやはり公園や大学のキャンパス内を走ることである。

広いし、緑もたくさんで気持ち良いし、バイクも(原則として)走っていない。朝、ガジュマルの木の下でおじさんおばさんが太極拳やらラジオ体操(のようなもの)をやっている様子をみながら走るのは本当に「ああ台湾にいるんだなあ」という感じがして最高。

大学のキャンパス内にある陸上トラックは一般に開放していることが多いみたいで、朝なんかは上半身ハダカのおじさんがウォーキングしているのをよくみかける。

公園や大学のキャンパスの隣に居を構え、一般の道路は通らずに直接走り出すことができればベスト。ただみんながみんなそういうワケにもいかないだろうから、公園や大学をルート内に含めることを軸にコースを組み立てるのが良さそう。

もっとも公園は22〜23時くらいになると完全に消灯されることが多いようなので、走るならやはり朝がオススメです。6時台の前半だとバイクもぐっと少なくなる。


【2022/11/02の日記】

机に向かっての勉強時間は2時間38分。

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