見出し画像

気になる 中国語の「宙に浮く」句読点

活字が好きです。

何百年と磨かれてきたフォント(字体)、端的でわかりやすいレイアウト(配置)。書籍や雑誌、新聞ははもちろんのこと、身の回りの商品のパッケージ、商業看板、交通機関の案内表示、ちょっとした注意書きに至るまで、ついつい目をやって熟読してしまう。

これを作った人はどうしてこういう言葉遣いにしたんだろう? どうしてこんなレイアウトにしたんだろう? って考えを巡らせてしまう。

そういう(気持ち悪い)性格なもので、台湾に来てからすごーく気になっているのが読点&句点の位置なのである。

わかりますか? 

わかるひとはわかると思う。気にしない人はまったく気にならないんだろうな。

そう、句点「。」と読点(というかコンマ)「,」の位置である。

日本語だと、横書きのときは文字の1番下の部分近くに打つでしょう? これが台湾だと漢字の中央部分に打つのである。まるで宙に浮いているみたい。

自分なら赤いところに打ちたい

これ、どうしてなんでしょう?

ちなみに活字といえば新聞かなと思って買ってみたが、新聞も文字の中央部分に読点&句点が打たれてある。なんだか奥歯にモノがはさまったような? 背中の手の届きそうで届かないエリアがかゆいような? そんな感覚になってしまう。

じゃあ教科書はどうかというと、今度は繁体字は文字中央パターンで、簡体字は文字下部パターン。どうしてなんだろう。台湾人が手書きするときはどう書いているんだろう。


【2022/09/30の日記】

10月下旬に大学主催で台湾のいわゆる「原住民」の小学生たちとの文化交流会があるらしく、その説明会に参加した。故郷からあんまり出たことのない子供たちに、英語を教えるらしい。ということで当然この説明会も英語だと思い込んでいたら、2時間ほぼ中国語のシャワーだった。

ただ何を言っているかはわからなくても、何の話題について話しているのかはなんとなくわかる。

いいなと思ったら応援しよう!