雑感(十二国記、ロシア、コロナ、ハリウッド)
ツイッターは使っていないんだけど見るだけはチラチラ見ていて、この間「十二国記」がトレンドに入っていたのを見た。
そうか前から予告されていた最後の短編集がようやく出るのか、と思ったらそうではなくて、今やっている「ファンタスティックビースト」の映画に「十二国記」の麒麟の設定と同じような設定が出てくる、というのが話題になっているらしい。
ハリーポッターやファンタスティックビーストの映画は、ある程度は見ているんだけど、正直あまりグッと来たことがないので今回の映画は見ない予定だったんだが、さてどうするかな・・・。
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王になった当初は非常に優秀な王だったのに、あまりに長く玉座にいたために妄執にとらわれて妙なことを始めて国を傾ける、なんていうのは「十二国記」の中に出てきそうな話だが、現実に、しかも現代にそんなことが起きるとは思わなかった。
もしもこの世界にも麒麟がいるのなら、ロシアの麒麟はもう生きてはいないだろうが・・・。
有識者によると、ロシアは、というよりも「プーチンのロシア」はもう終わり、というのはほぼ確定だけれども、ただ終わるまでにどうなるか、ウクライナがどうなるか、核兵器が使われるのか、NATOが戦争に引っぱり込まれるのか、といった辺りはまだ不明、という見立てらしい。
素人考えでちょっと気になっているのはトランプとルペンのこと。
何年後かにアメリカでトランプが返り咲いて、フランスでルペンが大統領になると、二人ともロシアへの経済制裁は解除するだろうし、そこまでプーチンが持ちこたえたら「プーチンのロシア」が復活してしまうのではないか、というのは杞憂なのかな・・・。
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素人考えと言えば、最近話題になっている原因不明の小児肝炎。
アデノウィルスよりはコロナの方が怪しいんじゃないのかね、と思っていたのだが、今日見かけた専門家の見解では、コロナ(オミクロン株)の感染がアデノウィルスによる肝炎を誘導するのではないかと・・・。
もちろんまだ確定ではなくて、そういうことも考えられる、っていう話みたいだが、やっぱり素人にはわからないムツカシイことがいろいろあるんだなあ、と。
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コロナと言えば、ワクチン接種も進み、色々と薬もできて、ようやく「インフルエンザ並み」の扱いに出来るのかどうか、という議論をそろそろ始めてもいいのかな、といった局面になったんだろうと思う。
それで感染対策を少し緩めていっても良いのではないか、という話が出てくるのは当然だと思うんだけど、テレビとか見ていると、なんかマスクの話しかやっていない。
いつになったらマスクを外せるか、とかなんとか毎日のようにやってるが、他の感染対策の話をほとんど見ない。
日本の「感染対策」ってマスクしかなかったんだっけ?
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先日「若草の頃」という映画を観た。
昔レンタルビデオで借りて見たような気がしていたのだが、記憶違いだったみたいだ。
で、これが本当に素晴らしかった。
マーベルもののどんな映画よりも素晴らしく、それどころか「2001年宇宙の旅」よりも「七人の侍」よりも「市民ケーン」よりも素晴らしかった。
なんて言うと「へっ!何言ってんだ!?」と思う人も多いだろう。
たしかにたわいもないミュージカルで、ほとんど中身の無い映画といっても良い。
ヒロインは男とのロマンスの事しか頭にないようなバカ娘だし、たいした苦労もなさそうな裕福な白人家庭のあれやこれやが描かれるだけ。
でもここには僕が思う「ハリウッド映画の夢」が、あるいは「夢のハリウッド映画」がある。
監督はヴィンセント・ミネリ。主演はジュディ・ガーランド。
2人はこの映画が公開された翌年に結婚、一女をもうけるが5年後に離婚する。(その一女というのがライザ・ミネリ)
映画の公開は1944年。
映画に詳しい人によるとハリウッドの黄金時代は1920年代から1930年代で、1950年代になると赤狩りの影響などもあって暗い影がさしてくるらしい。
それでいくとこの映画はハリウッド黄金時代の最後の輝きの中にあるのかも知れない。
こんな映画はもう二度と作れないだろうし、作ろうと思う人もいないだろう。
映画館で観ることができて良かった。
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