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学ぶまで、何度も何度も引き戻される。

7/30から大阪に戻って生活を始めていた私ですが、諸事情により8/19からまた茨城の実家に来ています。

今回は数日で戻るとは言え、想像以上に早すぎるカムバック!

周りも、本人でさえも、あの感動の別れは何だったんだと、おもろみが止まりません。(そんな表現ある?)

もちろんこんなご時世に県を跨いで移動しているわけなので、それ相応の事情があってのことなのですが、それにしても、やはりこう考えてしまう。

「どうして私はまた茨城に引き戻された!?」



大阪に戻って3週間、思いがけず予定がどんどん舞い込んできて、慌ただしい日々が続きました。

その直前まで茨城でただ寝て食べて散歩するだけの2ヶ月を過ごしていたとは思えないくらいのアクティブさ!

順調だと思っていました。

パワーも自然とわいてきたし、せっかくの静養が無駄にならないように、ペース配分や、休みを取ることも心がけてきたつもりだったけど…

気づけばスケジュール帳は真っ黒。

せっかく田んぼに教えてもらった、私の中のゆっくり生きるペースを、こんなにも早くに失うところでした。

というわけで、補習授業に呼び出されたんだと思います。笑



3週間ぶりの田んぼは急激に大人っぽくなっていて、2ヶ月間一緒にのんびり過ごした仲間が、なんだかよそよそしく感じました。

そうか、この子達は、自然のゆったりした流れの中でも、自分たちのペースで着実にぐんぐんと育ち、今や来月あたりの収穫を待つ立派なお米になりかけているのだ。

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久しぶりに散歩をしていたら、なんだかあっという間にいつものコースが終わってしまって、感じるものも薄くって。

私の歩くスピードが、以前より速くなっていたんですね。

ハッとして、田んぼの真ん中で立ち止まって、広い空を眺めたり、色々な形に変化する雲をじっくり観察してみたり、田んぼの変化をしっかりと感じてみたり。

鼻から息を大きく吸って、口から思いっきり吐いて、身体中の空気を入れ替えました。

地に足つけなさい、と言われた気がしました。

たった3週間で心の中の田んぼを忘れかけて、せかせか生きようとしていた私を、緊急招集してくれてありがとうございます。田んぼさま。

すみませんでした!!!!!

あの時の私が掴んだもの。
本来の私の求める、生きるペース。

大阪という都会にいると、たくさんのことが起こり、出会いやご縁にも溢れ、どうしてもそれら全てを掴みたくなってしまう。

だってどれも魅力的なんだもの!

だけど、これからの私は、今この瞬間に大切にしたいものを見失わず、“選ぶ”ことを学び、過去の私のやり方にメスを入れて、新しいバランスを見つけないといけない。

今、私の人生の第二章が幕を開けようとしているのをひしひしと感じているからこその、学びの時なのですね。

とことんやな!!!



そうなんです。

こんな風に、私が何かしらの変化や学びを必要としている時、自分の力ではどうにもならないような出来事が起こったり、もしくは誰かの言動によったりして、さまざまな形で私の変化や学びを促してくれる。

その時に受け入れられず、変化したり、学んだり出来なかったとしても、大丈夫。

何度も、何度も、私がそれを受け入れるまで、何度だって起こります。

嫌というほど、見たくないものを見せられたり、感じたくないものを感じさせられたり、それが繰り返されるとき、私は一体この体験から何を知り、何を受け取るべきなのだろう?私は何から逃げ続けているのだろう?と考えてみます。

決してただの不運なんかじゃない。
偶然なんかじゃない。

私が本来の私で生きやすくなるためのヒントを教えてくれる体験なんだと思って、起こることを見て感じていけば、そのうちいいこと・悪いことなんて隔たりも薄れてきます。

そうして、頭で分かって、それが心身に定着するまで、しつこいくらいに教え続けてくれるこの仕組み。

優しいですね!
決して見放さない。

あと数日、今度こそ田んぼの根をしっかりとこの心に植え付けてきます。

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小野村優【小野村さんの書き物】
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