南米選手権(1182字)
組み合わせ抽選が行われ、
日本はCグループで、
ウルグアイ、チリ、
エクアドルと同居した。
ウルグアイの本気は如何程か、
北海道地震で中止になった
チリとは此処で対戦と、
まだアジア杯は終わっちゃ
いないのだけど、頗る
夏も楽しみになった。
ベトナム戦までアジア杯全5戦1点差の辛勝と、
まあアジアは厳しいとか難しいとか戯言が
飛び交うおかしなムードが漂ってきている。
但し、敵にとっては致命的な、
決定的なチャンスの数も物足りないし、
ある程度ブロックを固めれば怖くない印象と、
カウンターなど割とシュートにまで
持っていける脆さ軽さは露呈した。
この5戦で弱点というか、
性質や醜態をさらして、
明確な攻略法や与し易さが、
露見されていることが、由々しき事態だ。
サウジアラビアは、
グループリーグで苦戦させられた対戦国よりも、
日本にとってハマると目されていたが、
結果的には持たせるよりも、
ボールキープ率といい試合の主導権もろとも、
支配された格好に見えるほかなくなった。
強敵やある程度骨のある
チームとの対戦の方が、
良い戦いが出来るとは、
まあ思えないし、
恐らく準決勝イラン戦も、
サウジアラビア戦の
ような展開になる。
先制できるかは勿論、
未知数で分からない。
FIFAランクと
ロシアW杯や今大会での
戦いぶりや成熟度を
鑑みれば、イランとの
準決勝は、凄絶なものと
なるのは必至だ。
まあ相性はあるが、
そこまでアテになるような
チーム状態でもないし、
イランが本当に
FIFAランクも
かなりの上位といえる29位
とアジア最上位に違わぬ
実力を見せ付けられる
ゲームになるのか、
日本とカタールには
現時点ではアジア杯
覇者としてコパアメリカに
殴り込むチャンスも
あるわけで、
まあカタールもだが、
日本には先ずイランを
叩きのめして貰って、
優勝してもらうしかあるまい。
イラン戦で勝利するためには、
大迫を先発させた上で、
前半45分で先制して試合も支配する。
その為に、
高い位置での
ポストプレーや
速いパスワークで、
敵裏を盗るのか
又は前でかわして
一瞬の隙を突いて、
シュートチャンスを
幾つ作り出せるか。
クロスやカウンターには
練度が足らない、
セットプレーでも
コーナーキックでは特に
サウジアラビア戦決勝弾の
冨安および吉田の
長身ヘッドは期待できる
(イランDF陣は考慮外)。
コーナーを取るためには、
ウイングの突破や仕掛け、
ペナルティエリア奥深くや
ゴールライン際を攻め込む
プレーが必要なので、
結局は、敵を
手こずらせる良い攻撃を
繰り出さねばだ。
穴の極めて少なそうな相手を前に、
いつも以上に神経質にプレーしつつも、
辛抱強く攻め続け、ミスは最低限に、
守備は締める。
如何にミスを
恐れることなく
ゴールへトライし続け、
ミスもしない。
ミスしてもカバーをして
傷口は広げない、
こう当たり前の
表現のほかない。
よく負けずに凌いで
きたことを誇って
イラン戦でも同様に、
もぎ取ることを期待するのみ。