マッチレビューVSパナマ戦

前半11分の
ハーフウェイライン付近での
パスミス。
カウンターの意識と
攻めに素早く転じる攻撃的な守備。
パナマは
焦燥に駆られなかった
だろうな、と感じた。
窮屈な攻めに終わる、
又は効果的な攻めや
パナマにとって致命的なプレーが
無い時間帯が22分まで続いた。

この22分の青山から室屋、
先制点の青山から南野。
成否を問わなければ、
ゴロもロブも
スルーパスやサイドチェンジを
幾度となくトライしてきたことが
結実したし、南野は
コスタリカ戦に続く得点なのと、
このパナマ戦も惜しくも
ブロックに遭うゴール目前での
悔しいプレーもあったし、
背中のDF1枚をかわしてから
GKとの1対1に勝った。
一本のパスから上手く
(又は運良く)抜けた形だが、
何でもないようなシンプルで
難しいことを、
簡単にやってのける。
必要以上に手数をかけずに
労せずとも楽に収穫する、
こういう形を
来週のウルグアイ戦で観られるか、
誰が出て活躍するのか、
誰がゲームキャプテンを張って
チームと試合を締めるのか、
攻撃と守備の核は誰が担うか、
パナマ戦を終えて楽しみになった。
引き分け以下で
終わらなかったこと、
これを評価したいし、
FIFAランクを求めたいし、
その為の一戦必勝を
エキシビジョンでも
公式戦でも期したい。

追加点が入る前は、
全体が間延びして、
お互いにノーガードで
ボールがゴールからゴールへ
という攻守の入れ替わりが
激しいシーンはあった。
シュートを打ち切って
プレーがオフになる、
つまり、
相手ゴールを陥れる
プレーに繋げることの
不出来と不足は、やはり
突きつけられているところだ。
それは、
前半に細かいパス連携や
スルーパスから
一転カウンターや
ピンチを迎えた
シーンも散見されたし、
後半でもチャンスを
活かし切らなかったことと
ピンチからのチャンスを
シュートでフィニッシュ
出来なかったのは、やはり、
このナショナルチームを
強くする為の
一つの方策になるはずだ。

残念なのは、
90分を終えて、
3-0で勝ち切るような
チームを相手に、
生温い時間帯が
あったのも事実だし、
これが日本開催の
ホームの親善試合だから
という環境で、
(又は)これが公式戦で
W杯と言われてしまえば、
そう見えないこともないが、
今夏ロシアW杯グループGで
ベルギーとイングランドは、
それぞれ3-0,6-1。
チュニジアは2-1で降しており、
パナマはGL3戦全敗。
W杯初出場は、
結果に色は付かない。

間延びしたのか、
させられたのか、
付き合ったのか、
分からないが、何れにせよ、
パナマを防戦一方に
追いやるゲーム展開を
もう何点かもぎ取り、
内容も更に満足出来る
ハイレベルなものを
披露すべきだった。
欧州勢とのAマッチは、
UEFAネーションズリーグや
EURO及びW杯予選の
スケジュール上、2022
カタールW杯本大会までは、
殆ど
望めるべくもない状況からも、
次戦VSウルグアイも
それ以降も
サムライブルー強化に資する他に
森保ジャパンが進む道は無い。

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