
2/16/’25「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ) No.358 プレイリスト

【Tracklist】
Squeeze "King George Street"『Cosi Fan Tutti Frutti』(1985)
The Dream Academy “The Love Parade”『The Dream Academy』(1985)
Sade “The Sweetest Taboo”『Promise』(1985)
Dusty Springfield “Don’t Let Me Lose This Dream”『Where Am I Going?』 (1967)
Bobby Womack “American Dream”『The Poet Ⅱ』(1984)
The Young Rascals “Sueño”『Groovin'』(1967)
The Red Krayola “Columbia”『Hey Drag City』(1994)
Bud Powell "Cleopatra's Dream”『The Scene Changes: The Amazing Bud Powell Vol. 5』(1959)
Lisa Knapp “There U R”『Wild & Undaunted』(2007)
エンディング曲
Lisa Knapp “Bitter Withy”『Wild & Undaunted』(2007)
放送後記
いつの間にか番組の中軸になりつつある月間リクエスト・テーマ、2月は”夢”です。残りあと1週、最後の機会が残っていますので、ご参加の方は19日(水)までにお送りください。
通常リクエストもいつでも受け付けています。
リスナーさんから教えていただいたドキュメンタリー映画『ヒプノシス ーレコードジャケットの美学ー』は、YEBISU GARDEN CINEMAほかで公開中。全国順次とのことです。
原題は"Squaring The Circle: The Story Of Hipgnosis"。
今月の前半はうまく時間を使えず、皆さんからのリクエストに助けられました。自分で選んだのは2曲のみ。
節目となる年を振り返る企画として、1965年のポピュラー音楽黄金期、1975年の成長・拡大期は他の音楽番組も言及するだろうと思い、もう少し進めて1985年=40年前を扱ったら面白いのではないだろうかと。良い意味で混沌としていた時代と個人的には捉えています。
今回はSade (シャーデー)2枚目のアルバムを聴いてみました。
このグループを本当に好きになったのはつい最近のことで、友人に見せてもらったライヴDVD『Lovers Live』(2002)がきっかけでした。そこから過去作を遡っている途中です。
特出しているのは冒頭の2曲で、どちらを放送でかけようか迷いましたが、曲の長さで決めざるを得なくなったこともあり外してしまった"Is It A Crime"を惜しいので貼っておきます。こんなヴィデオ・クリップが作られていたんですね。しかも"The Sweetest Taboo"と続きもののようになっています(まとめ撮りした都合かもしれませんが…)。まぁ曲さえ良ければ永く残る。「私の愛はエンパイア・ステイト・ビルより高く(My love is taller, taller than the Empire State)」という一節が好きだし、効果的と思う。
Sade - Is It A Crime - Official - 1986
最後に紹介したLisa Knapp (リサ・ナップ)は、現代イギリスのフォーク界で最も好きな歌い手の一人で、3月に新作が予定されているのは以前にもお伝えしたとおり。完全なる依怙贔屓で今のうちに旧作も聴いておこうということで、今回はデビュー作を取り上げました。この人が歌っている曲なら全て心地良いと思うぐらいの大ファンなので冷静な判断はできていないかもしれませんが、やはり素晴らしい出来です。
せっかくなので、目下の最新曲である2つ目の先行シングルを貼っておきます。最初のシングルと同様、打楽器が特徴的。反復するリズムの中で単語を語りかけるような声が印象に残ります。"Hinterland"とも呟いているので、最新アルバムの実質的なタイトル・トラックになるのかな。
Train Song by Lisa Knapp & Gerry Diver