1/26/’25「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ) No.355 プレイリスト
【Tracklist】
R.E.M. “Can't Get There From Here”『Fables of the Reconstruction』(1985)
Fairport Convention “Meet On The Ledge”『What We Did on Our Holidays』(1969)
Richard & Linda Thompson “I'm A Dreamer” (1980)『Dreams Fly Away: A History Of Linda Thompson』(1996)
Henri Guédon “Vulcano” (1974)『Ouelele - Another Collection Of Modern Afro Rhythms』(2000)
小松亮太 “Spica Esquisse”『Tangologue』(2013)
Duško Gojković “Melodia Sentimental”『Samba Tzigane』(2006)
Beings “Flowers That Talk”『There is a Garden』(2024)
The Weather Station “Mirror”『Humanhood』(2025)
エンディング曲
The Weather Station “Humanhood”『Humanhood』(2025)
※いつものapple musicがうまく反映されないので、代わりになるか分かりませんがamazon music版を貼り付けておきます↓
放送後記
1月も終わり。早速2月の月間リクエスト・テーマですが、少し趣を変えて”夢”にしてみました。寝て見る"夢"でもいいですし、目標とか目指す先という意味での"夢"にも取れますね。必ずしも曲名や歌詞に"dream"が入っているもの、という意味ではありません。もちろんそれでもいいと思いますけど、もっと自由に解釈していただいて構いませんので、思いつく曲がありましたらご参加ください。
通常リクエストも常時受け付けています。
さて、半年ぐらい前に出ていたBeingsというグループのアルバムを紹介しました。Steve Gunn (electric guitar)、Shahzad Ismaily (bass, synth)、Jim White (drums)という強者揃いの中、Zoh Amba (ゾウ・アンバ)という人が一際耳を引きます。自由奔放なサックスやピアノを弾いたかと思えば、ギターで素朴なフォーク調の曲を歌ったりもする。未知の可能性を感じます。ソロ活動も並行して行なっているようで、探ってみたいと思っています。
放送でもかけた曲を彼女自身が多重録音?している映像があったのでどうぞ。ちょっと捉えどころがないかもしれませんが、不思議で斬新な個性なのは伝わると思います。
Zoh Amba - Flowers That Talk
先週(1/17)発売になった新作から、とりわけ注目度も高かったのがThe Weather Station。カナダはトロントのTamara Lindeman (タマラ・リンドマン)が中心人物で、作詞・作曲にプロデュースまで手がけ、歌も取る。と同時に6人編成のバンドが即興的に曲を作っていったようで、質の高い内容に大きく貢献しています。
広く評価された前作『Ignorance』(2021)からライヴ盤を挟んでの7枚目だそう。近作しか知らないので、遡って聴いてみたいバンドの一つ。
今作では多重録音でゲストが多数参加しており、仕上げに関してはかなり丁寧に時間をかけたと予想しています。沈思黙考されたような歌詞と、流れるような展開を持つ、2025年の最新型ポップスとして聴きました。
アルバムから何曲かヴィデオ・クリップが作られている中で、映像的に一番面白いと思ったのはこれかな("Neon Signs"というシングル曲もすごく力が入っているけど、カメラがぐるぐる動く撮り方は酔ってしまい苦手なため)。
The Weather Station - Body Moves (Official Video)