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チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』

ひとこと読書メモ、蔵出しシリーズ。
日本でも翻訳版が2018年に出版され、社会現象と呼ぶには大仰だったとしても大きな話題となったことは記憶に新しい。
現在は文庫化もされています。



チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(2016)読了。

映画が優れていたので、原作の小説も手に取りました。

順番としては逆になったかもしれないけど、その分、背景の緻密さも見えてきました。

社会からの強大な圧力に、これまでずっと押し黙らされてきた女性たちに、言葉を、声をもたらした作品だと思う。

物語という形を採るからこそ持つ可能性や強度を、改めて実感させてくれる。

(2020年11月20日)




映画版の感想はこちら。



特設サイトもあって、かなりの作り込みとヴォリューム。
幅広い人たちに価値を見出された作品なのだと改めて痛感させられる。


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