プレイリスト: 「安眠のための音楽」

安らいだ穏やかな心持ちで眠りにつけるよう、優しめの曲を集めてみました。寝る前に小さめの音量で流すことをおすすめします。今日も一日お疲れ様でした。おやすみなさい。



【Tracklist】
1. Jellyfish “Hush”『Spilt Milk』(1993)

2. Sara Watkins “Good Night”『Under the Pepper Tree』(2021)

3. Fleetwood Mac “Albatross”『The Pious Bird of Good Omen』(1969)

4. João Gilberto “Eclipse”『Voz E Violão』 (1999)

5. Thandi Ntuli “Nomayoyo (Ingoma Ka Mkhulu)”『Rainbow Revisited』(2023)

6. Bill Evans “Peace Piece” (1958)『Everybody Still Digs Bill Evans』(2021)

7. Büşra Kayıkçı “Olive Tree”『Places』(2023)

8. Brian Eno “1/1”『Music for Airports』(1978)

9. Martha Argerich, London Symphony Orchestra, Claudio Abbado “Ravel: Piano Concerto in G Major, M. 83 - II. Adagio assai”『Ravel: Piano Concertos』(1988)


(一言解説)
私ももう眠いので、解説はそれぞれ一言のみで。

1.はパッと思いついた90年代ポップスから。アルバム2枚で解散してしまったジェリーフィッシュ、他の曲はもっと元気いい作りだけど、冒頭の曲は静かに始まる。

2.はセーラ・ワトキンスが小さい娘さんのために吹き込んだ名曲集、ビートルズのカヴァー。

3.ゆったりとしたギターはピーター・グリーン。彼が在籍していた時代のフリートウッド・マック。かつてNHK-FM「BBCロック・ライヴ」のエンディング曲で、夜寝る前ぐらいの放送時間だったので、これを聴きながら眠りについていた。

4.アルバムのタイトル通り「声とギター」だけで録音したジョアン・ジルベルトの弾き語り。これ以上もう何も足さなくていい音楽。

5.南アフリカのピアニスト/作曲家/ヴォーカリスト、タンディ・ントゥリの最新作から。ピーター・バラカンさんのラジオで知って、一聴して美しいと感じた。シンプルな繰り返しで、まるで古い讃美歌のように聴こえる。

6.日本でも人気の高いジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンズ初期の作品で、平和を希求する祈りにも似た演奏。

7.トルコはイスタンブールのピアニスト/作曲家で、建築デザイナーでもあるというビュシュラ・カイクチャ2枚目のアルバム。現代的というより未来的な旋律と、少し不思議な音響感覚がまた心地良い。

8.言わずと知れた環境音楽/アンビエント・ミュージックの先駆けともされるブライアン・イーノの一枚。空港の待合ロビーでこんな音楽が流れていたら過ごしやすいよね、という発想で作られた(はず)。本来なら、このアルバムだけ流し続けてもいいぐらい優れたもので、睡眠への導入はもちろん、作業用BGMとしてもおすすめ。

9.最後は個人的に加えたかったラヴェルの「ピアノ協奏曲 ト長調 M. 83: 第2楽章: Adagio Assai」。この楽章だけ抜き出して紹介するのが適当か心許ないが、あまりにも好きすぎる曲で、マルタ・アルゲリッチのピアノ演奏も素晴らしい。もし気に入ったら、3つの楽章を通して聴いてみてほしい。


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