
10/13/’24「熊谷悠一アワー」(渋谷のラジオ) No.340 プレイリスト

【Tracklist】
Neil Young "Harvest Moon"『Harvest Moon』(1992)
Ana Carolina "Ruas de Outono"『Multishow Ao Vivo - Dois Quartos』(2008)
John Coltrane and Johnny Hartman “Autumn Serenade”『John Coltrane and Johnny Hartman』(1963)
Kanako Yamamoto “Reason”『Unfold - EP』(2024)
The Smile “Eyes & Mouth”『Cutouts』(2024)
Dawn Richard and Spencer Zahn ”Traditions“『Quiet in a World Full of Noise』(2024)
Hania Rani “Don’t Break My Heart”『Nostalgia』(2024)
Matthew Halsall “Fletcher Moss Park”『Togetherness - The Best of Matthew Halsall』(2024)
エンディング曲
Matthew Halsall “Together”『Togetherness - The Best of Matthew Halsall』(2024)

放送後記
今月のリクエスト・テーマは「秋」。番組の前半では、そちらも含めたリクエスト曲をお送りしました。あと2週あるので引き続き募集中です。通常リクエストもいつでもどうぞ。
さて今回も番組後半を順番に補足していきます。
まずThe Smile (ザ・スマイル)は今年に入ってから2枚目のアルバム。どうやら前作と同時期に録音していたようだけど、それぞれに独立した違いがあるような。もう毎回「レディオヘッドの」と冠をつける必要もなくなってきたかなと思いたいし、来月に来日ツアーを控えているトム・ヨークもソロ活動含めて活発なので、現在進行形で何を鳴らしているかに耳を傾けたいところ。今作も、決定的な曲はないかな?とも思ったけど相変わらず面白い音を出している。単純に今のロック・バンドの一つとして楽しんで聴いた。
ヴィデオは4曲が一貫した絵柄で作られているも、どれもイマイチ面白くないので、音的にギター?がグイグイ引っ張るフレーズがカッコ良いこちらを。
The Smile - Zero Sum (Official Music Video)
ほぼ売り切れているけど、一応トム・ヨークの来日公演サイトを。
Dawn Richard and Spencer Zahn (ドーン・リチャード・アンド・スペンサー・ザーン)は今回初めて聴いてみた。この組み合わせでは2作目らしい。ドーンは出身がニューオーリンズの歌手で、スペンサーは主にピアノやベイスを手がける。シンセサイザーやオーケストラによる編曲も含め、全体にきわめて静かでゆったりした作り。かなり心地良く聴けたので前作も試してみたいし、それぞれ過去の活動も調べてみたい。
現状ヴィデオは作られていないようなので、bandcampページを貼っておきます。細かなクレジットなど確認できるし、試聴も可。
さて、Hania Rani (ハニャ・ラニ)の新作はライヴ盤。前作『Ghosts』発売記念のお披露目。
ポーランド出身のピアニスト/作曲家で、近年で最も注目している才能の一人だけど、もう急激に成長しているとかそういう段階ではなく、最新の動向を注目すべき大家と言っていいのでは。
グランド・ピアノも込みで複数の鍵盤を駆使しながら、打ち込みのリズムも活用し、9人編成の弦楽器奏者たちも率いる。
同じ録音の映像版もあって、こちらの方が捉えやすいかもしれない。1時間弱の演奏の後、レーベルの人によるインタビュー(英語)が30分ほどあります。
Hania Rani - Ghosts Album Launch: Studio 1, Polish Radio, Warsaw
嬉しいことに、このタイミングでの来日公演も発表されました。これは相当良いコンサートになる予感。
Hania Raniの初単独公演
2025/02/17 (Mon) KANDA SQUARE HALL
そのレーベル「Gondwana Records」の創設者でもあるMatthew Halsall (マシュー・ハルソール)の来日公演が目前。10/19、恵比寿ガーデンプレイス。ずっとお伝えしてきた「Peter Barakan's LIVE MAGIC!」での大トリです。今年で最後のLive Magic!、有終の美をみんなで見届けましょう。
マシュー・ハルソールは単独公演もあり。
10.21 mon.ブルーノート東京。