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Day25.SMART

年度が変わって早2ヶ月。
今年度の目標設定・キャリアプランを部下と面談していて感じた事。
「SMART」を意識して書けているかどうか。
散見されるのが業務を羅列しただけで目標になっていない。
また、そのミッションの中で”自分はどんな役割で具体的にどんな取り組みをしていくか”が書いていない。

そもそも、目標設定は何故重要か?
もちろん期末に評価する際の指標になったりする事もあるけれども
目標が定まっていないと、
何に向かって取り組んでいるかわからなくなるって事が多いと思います。
同じ業務をするのでも、目標があって進める人と
特に目標もなくこなすだけの人では仕事のスピード、アウトプットなど
大きく変わってくると思っています。

大切な目標設定で役に立つのが「SMART」

SMARTとは?

目標設定する際の手法です。(成功するための重要な成功要因)
ジョージ・T・ドラン(Dr. George T. Doran)博士が提唱した法則。
以下の5つの単語の頭文字を取っています。

Specific(具体的):明確である事。
Measurable(測定可能):定量的である事。
Achievable(達成可能):ストレッチすれば達成できる事。
Relevant(関連性):組織ミッションとの紐付けができてる事
Timed(期限):ゴール到達の期限を設ける事。

Specific

”具体的”に書く事。
これってもっとも大事かなって思っています。
私も過去、何度も具体性がないって指導されました。
「⚪︎⚪︎の開発をする」だとよくわからない。
そこに原価改善をどれくらいするのか?納期はどうか?品質はどうか?
性能はどうなのか?(QCDなど)自分はどこを担当するのか?
そうした事がわかるように具体的に目標を設定する。

Measurable

”測定可能””計量的”に書く事。
期末に達成度を評価する時の指標として
どこまで達成できていれば計画通り(標準)で
どこから先が計画を上回ったかどうかを判断できないから。
営業なら売り上げ金額や受注件数
技術なら特許数、製品原価の数値目標など

Achievable

"達成可能”である事。
チャレンジングな目標を掲げる事は大切だけれども
あまりにも非現実的過ぎると、途中で諦めてしまい
モチベーションが上がらない。
かといって、簡単に達成できてしまう様では目標として
低すぎてしまうので、ストレッチ目標を立てるのって
結構難しいので、本人の力量+背伸びしてできる程度
を上司と相談(1on1)して決める。

Relevant

”関連性”
例えば、組織のミッション、担当事業のミッションと
自分のミッション・役割・目標との関連がわかる事。
自分が掲げた目標が組織目標達成するための一つの要因になっていたりしないとあまり意味がなくなってしまいます。

Timed

”時間制約”
これもかなり大事。
何をするにも”期限”を設けないとダラダラ時間だけが経過してしまう。
例えば、1つの仕事をするのに時間をかければ誰でもできるけど
それだと意味がなくて、この短期間でできる!から意味がある。
「⚪︎⚪︎の開発をする」
いつまでに企画立案するのか?
いつから開発をスタートするのか?
お客様が欲しい時期はいつなのか?
そこから逆算した日程はどうなのか?
…etc。


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