Horizon Forbidden Westの細かすぎるこだわり5選
自称ゲーマーエンジニアのちゅーぼーです。
最近暇があればHorizon Forbidden Westで遊んでいます。今見たら103時間遊んでますね。
このゲーム、ストーリーも戦闘のシステムもどれも素晴らしく大好きなんですが、何と言っても細部へのこだわりがいろんなところに見られて作り手の情熱を感じるのでめちゃくちゃのめり込んでしまいます。
今日は元ゲームエンジニアの私が「こんなん良く作ったな~」と感じる細やかなこだわりを紹介していきます。
【1】すごくちゃんと残る足跡
地面にキャラクターが歩いた跡が残るのは割とよくあると思うんですが、このゲームでは砂漠で足跡だけでなく、くぼみまでできるようになっているんです。そしてこのくぼみの底にちゃんと足跡がついています。
本当に歩いた場所の地形を変形させている(ように見せているだけかもしれない)ので、これは結構すごいと思います。リアルタイムに形状を変えるのって自由度が高いので難易度が高いのですがすごく自然に表現できています。
しかもスライディングしている時の様子を見てください。地面に接している手と足の部分だけがくぼんでいるんです!体と地面の接点でちゃんと処理している証拠。
こういうほとんどの人が注目しないような場所をちゃんと作ってるあたり、作り手の情熱を感じますよね。
こういう細かいところで「砂漠を歩いている感」がしっかり表現されています。
【2】水の波面
色んなゲームで水中を泳ぐ機能ってあると思うんですが、だいたい水しぶきが舞ってるエフェクトが出てるだけな印象です。
このゲームはなんとしっかりと水面が波打っている様子を表現しています。キュラクターの中心から同心円状に波が広がっていくんです。
ほんとに細かい。しかもちゃんと波同士が重なり合って描画されているので波動の物理的性質も考慮されています。
とても自然な水の表現だと思いました。
これより、リアルな「泳いでいる感」が表現されています。
【3】ちゃんと濡れる
水に入った後キャラクターの衣類や髪の毛がちゃんと濡れてるんです。誰がこんなとこ見てるねん。って感じですがちゃんとしてますね。
画像だと分かりにくいんですが、衣類がしっかりと水分を含んだ色合いに変わっていて光沢があります。
しかも、水滴がちゃんと落ちるようになっていて、砂に落ちた水も表現されています。
すげーよこのゲーム。
【4】機械に乗るモーション
このゲームでは特定の機械に乗って操作することができます。
だいたいこういうときって乗り物の横までスッと移動して共通モーションで乗りますよね。
ブルッスルバックという大きい機械限定の話なんですが、乗る時のモーションが方向によって違います。こまけー!笑
横から乗る時が一番素直なパターンで、よじ登って騎乗。
前から乗る時は頭からのぼって体を180°ひねって騎乗
後ろの時はでんぐり返りして騎乗。ダイナミックすぎる!
方向毎にちゃんとモーションを用意して、乗る動作が違和感のないように作っています。こだわりがすごい。
【5】走っている時の表情
普通の人は走っている時カメラは前を向いているので、その時のキャラクターの顔なんか見ることあまり無いと思うんですが、ちゃんとしんどそうな顔して走っていました。
これくらいなら他のゲームでもありそうなんですが、なんかこうデフォルメされてない走っている時の表情感があってピックアップしました。
ぬかりないですね
最後に
ということで、Horizon Forbidden Westの細かいこだわりを紹介しました。
とてもリアルな3Dグラフィックなので、それを活かすためになるべく違和感を出さない工夫が凝らされていると感じます。
神は細部に宿るといいますが、このゲームは本当に作りこまれていると思います。PlayStationしか出していないからこそ出せるクオリティなのかなと思います。マルチプラットフォームにすればするだけ工数はどんどん増えていくので。
とか語っていますがまだ本編クリアしてないので、さっさと遊びつくそうと思います!
それではまた!