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nonosports
遠くから、その背中へ送ってる「がんばれ、ニッポン」
あるとき面接にて問われ、とっさに答えた質問があります。
「もし薬剤師じゃなかったら、何をしてましたか?」
「保母さんです」
わたし、子どもが好きだったんですよね。くるくる変わる表情や、分からないものを「分からない」とそのまんま言える真っ直ぐさ。泣いてた子が次の瞬間、キャッキャ笑って駆け出す姿。眩しいなあ、見てるこっちが元気をもらえるわーて、喜びに満ちた思いになれてたからです。
「だった」て、なぜに過去形やねん。いやぁー、未練がましいかなーと。いつかは私もお母さんになると思ってたけど、どうもそんな人生じゃない。よそ様のお子さんを見つめるのも、遠慮があるっつうか。何なら気持ち悪い存在と化してるかもって思い、主張を控えるようになりました。
正月早々、なんだか悲しいことを言ってスミマセン。ちゃんと弁(わきま)えなきゃなーって。わたしなりのTPOです。
いとうあさこさんが、かつておっしゃってました。「わたしは高齢化と少子化の両方を推し進めてる存在だ」。そしたら他の芸人仲間さんおっしゃったのです。「大丈夫。ちゃんと納税すりゃいい」
私もいとうあさこさんに習い、粛々と納税しようと思います。いや、なんの話だ。
わたし自身が親じゃないから言える、ノー天気な感想なのかもだけど。アンアン泣く赤ちゃんも、とてとて歩く幼児も。なんなら友達と集い、「うぉぉー」と腹からの声を出してた中高生たちも。みんなキラキラしてて宝物だよなーて、年末年始にすれ違うたび感じました。
場違いな応援とは分かってはいても、「がんばれ、ニッポン」て、その背中たちへエールを送りたくなる。
非日常もいいものですね。普段ならお会いしない彼らから、勝手に生きるエネルギーをもらったのでした。
では また
#もしも 、今の職業じゃなかったら…