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ドロドロ醜いお気に入りとて、あっていいじゃん

あなたの書いた記事のなかで、お気に入りはどれですか。たくさんありますか。それとも厳選ですか。

わたしがパッと浮かんだのは、真逆。誇らしげにうれしく広めたくない。ぎゅって後ろへ隠したくなるヤツ。言うなれば、逆お気に入り。わたしのマイナス気になるを独り占めしてます。

どれがそうなんだい?アナタは思ったかもしれません。いいえ。だからこそ、ここで紹介しないです。でも、なして負ナンバーワンなのかは説明しようかと。

ある時のこと。コテンパンに、その記事をこき下ろされました。文章について語り合う場だったから、てのもあるんだけど。まあ、見事にやられて。公開処刑とはこういう事を言うのね。地団駄を踏んで悔しがったのを覚えてます。

とっさのとき、わたしって怯まないのです。思い知りました。弱いは弱いなりに、噛みつこうとする。鼻であしらわれる程度の攻撃力なんだけど、弱小暴君のごとく振る舞える。

わたし自身は意外と、この聞かん坊加減が好きで。だから怒り沸点に達した際は、気の済むまでやり通します。

されど奥底の思いとしては、むちゃくちゃ傷ついてる。傷が痛すぎるから、暴れることで薄めようとしてて。周りに伝わりづらいんだけど、悲しみを表現してるのです。

わたしの書くものに需要はないのか。こんなに力こめて書いたのに。こんなに思いを込めてるのに。どうしたら良かったんだろう。

激しい感情が過ぎ去ったあとは、惑いと不安で胸がいっぱい。肩を落として悩んでました。

そんなときです。ことばと広告さんのこちらの記事を読みました。

そうか。書いていいんだ。書けるんだ。すごく、すごく嬉しかった。芽がピョコンと出たような目覚めだったなあ。

この後、ことばさんの記事をたくさん読みました。どんな人なのか知りたくて、書くことのヒントがあるんじゃないかと思って、読み漁りました。

そしたら、文章のコーチングを始められることを知り。はい!コーチをお願いします!て申し込み。そうして、いまに至ります。

凶々しいと言うのは、盛った表現かもだけど。でもそのくらい、歪(いびつ)で苦いという思いを記事に抱いたからこそ、行動に進む爆発力になった。取り繕ったきれいごとへ片付けてたなら、あり得なかった世界です。

すんげーイヤも、イヤのまんまでいい。イヤだからこその効力がある。自分の傷を軽んじたくない。覆い隠したくない。抹消なんかしてやらん。自分が可愛いわたしは、ねちっこく記憶するを選んでます。

お気に入りとは、キラキラ美しいだけが答えじゃない。ドロドロ醜いとてあっていい。そして披露すべき、でもない。そっと秘めるも一つの選択肢です。

この記事の大半は、暑い日差しが当たる室内ベンチで書きました。周りの爽やかさとギャップを感じた休日なのでした。

では また

#書く部のお題で書いてみた
#これまで書いたnoteで一番のお気に入りは

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