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2023.7.11(火)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比13.84円高と6日ぶりに小幅反発。朝方は主力株をはじめ広範囲に自律反発狙いの買いが先行して始まった。前日の欧州株市場が総じて高かったほか、米国株市場でも景気敏感株が買い戻されNYダウが200ドルあまりの上昇で切り返したことから、東京市場でも投資家心理が改善した。しかし、上値では戻り売り圧力が強く、上げ足は次第に鈍る展開に。外国為替市場で急速にドル安・円高が進行し、輸出セクターを中心に逆風材料となった。日経平均株価は後場に入ると値を消し、前日終値を下回って推移する場面もあった。業種別では自動車セクターが安く、全体でも値下がり業種の方が多かった。個別株も値下がり銘柄数が値上がり数を上回っており、TOPIXはマイナス圏で引けている。
ローソンはこの日の取引終了後、3~5月期(第1四半期)決算を発表。売上高(営業収益)は前年同期比11.9%増の2641億円、純利益は同92.1%増の160億9500万円と好調な内容だった。人流の増加を追い風に主力の「国内コンビニエンスストア事業」が大きく伸び、全体業績を牽引した。チケット販売などを手掛ける「エンタテインメント関連事業」も拡大した。なお、通期の増収減益見通しは据え置いた。
欧州株式市場は3営業日続伸して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終わりに近づいているとの認識を複数の当局者が示したことが材料視された。中国が昨年11月に発表した不動産分野の支援策の一部を2024年末まで延長すると明らかにしたことも買いにつながった。
米国株式市場は続伸。12日に発表される米消費者物価指数(CPI)統計を前に市場が楽観に傾いたほか、週内に第2・四半期決算発表を控えるJPモルガンなどの金融株が買われた。投資家は物価上昇圧力が和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)の引き締めサイクルの終了が近づいているかどうかを確認するためにさらなる手掛かりを探している。
↓7/11(火)経済指標をまとめました。
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今後の重要イベント
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