意外と人の記憶はあいまいなんですって話
いつも見てくれてありがとうございます。モチベになってます。
今日は記憶について触れようと思います。
脳の記憶は非常にあいまいであるということは散々述べてきたと思いますが面白い研究があったのでピックアップして紹介したいと思います。
目次
・フラッシュバブル記憶
・実はそんなことはなかった・・・
・なぜそうなったか・・・?
・まとめ
フラッシュバブル記憶
人生で特定の重大なエピソードはとても鮮明に覚えているという経験はございませんか・・・?
例えば、1899年の研究では事件後33年も経過していたのにも関わらず、リンカーン大統領の暗殺について知らされたとき自分がどこにいて何をしていたかを細かく報告できたという研究もあったそうです。
他にもケネディ大統領の暗殺事件初めて知った時の状況を思い出させる被験者80名の実験では14年前の出来事なのに鮮明に覚えていたという研究もあります。
このような記憶をフラッシュバブル記憶といいます!
フラッシュバブル記憶・・・まるでフラッシュをたいて写真を撮るかのように覚えてその写真を見ているように当時の状況を思い出すこと
まるでカメラのように!!!
実はそんなことはなかった・・・
認知心理学で有名なナイサー教授らの研究では「そもそもこのフラッシュバブル記憶でさえもあいまいなのでは」という仮説の下に研究がされました。
実験では、1986年のチャレンジャー号爆発事故の当時の状況を次の日に聞いた場合と2年半後に尋ねました。すると、誰と話したか、何時に話したか、どこで知ったかなどあらゆる情報が若干異なっているという結果になりました。
あれれ、もしかして何年後か関わらずあいまいになっている・・・?
なぜそうなったか・・・?
更に被験者は自身が鮮明に思い出せていると思っているので不正確であるにもかかわらず覚えていたことに対して強い確信を持っていたそうです。
現在、体験時の限られた情報をもとに何度も反復して場面を思い出した結果間違っているのに正しいと思いこむという考察がされています。
まとめ
・フラッシュバブル記憶は写真記憶のようなものではなく重大な出来事の限られた情報に基づいた間違った記憶であることがわかった。
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