「自殺」は決して他人事ではない
1. 多くの悩める人が行き着く答えが「自殺」という現実
私もその事を身をもって知っていたはずなのに、肝心なところを見落としていました。
死にたくなるのって、うつ病とかそういう病気になる人の話だけでしょ?と思っている方もいるかもしれませんが、そうでは無いです。
他の精神の病を抱えている人でも、長く苦しい状態が続くと「死にたい」と思いますし、うつ病の人だけの話ではありません。
また金銭的な問題も大きいです。
現在のコロナ不況で多くの人が苦しんでいると思います。
また現実社会でまだ普通に暮らしている人でも、本当に困ったらそういう道を選ぶこともあるので、決して他人事では無いと思っておいた方が良いと思われます。
2.日本人は「自殺」という話を避けがちだが、自殺者率は高い
日本社会では「死にそう、助けて」と言いにくい環境に感じます。
そんな事を言ったら、言った本人が「あいつうつ病じゃない?」などと思われて、周りから精神異常者のように扱われるような社会の風潮が流れているように感じます。
実際、私も精神の病を患うまでは「精神病にかかる奴は変人なんだ」と思っていました。
そして現実の社会では、精神障害者は変人扱いされている場合が多いです。
「いつ発狂するか分からなくて怖い」と思われているのも事実です。
そうして周りに相談しにくく、結局的に最後で最悪の手段を選ぶ傾向が他の諸外国に比べて高いのが事実です。
特に日本人の場合は男性がその傾向が高いです。
2019年度の自殺者数は2万169人でした。
死因の一番は「うつ病」で、うつ病の患者さんは女性の人の方が多いとのことです。
しかし自殺者数の男女の割合は7:3で、男性の方が高い傾向が以前からずっと続いています。
ただ今年度(2020年)は女性の自殺者数が前年比からかなり上がっているので、この割合も変わってくると思いますし、自殺者数もかなりの数になるでしょう。
3.今のうちから悩みを打ち明ける相手や場所を探しておきましょう
普通の人でもいつか深く悩んだり苦しむような状況が起こるかもしれません。
そんな場合の時のために、親や家族や信頼できる友人などとコミュニケーションを日頃からとっておき、疎遠になっている場合は繋がりを再開した方が良いと思います。
日本のような災害列島だと、多くの人が災害に対する場合に備えて色々な備えや避難場所を確認している方が多いと思います。
それと一緒です。
同じ命を守る備えだと思ってもらえたら嬉しいです。
「難しいな〜」と思われる方は、身の回りの心理相談の方を調べてみてください。
会社や学校にいるカウンセラーの方が一番信頼できる相談相手だと思います。
そこでも見当たらない場合は、一応以下のリンク先を参照してみて下さい。
お金に関する相談窓口は市町村、心の悩みは相談ダイヤルだと覚えれもらえば分かりやすいかと思います。
4.災害のように、決して他人事ではないと思って心構えしておくと、実は精神的にホッとできたりします
いざという時に頼れる相手・窓口が見つかると、その事だけでも精神的に楽になります。
「大変なことになっても何とかなるだろう」というレベルにまで安心してもらえると、それだけで精神の安定に繋がります。
心構えをしておくことは、不安を和らげることにもなるので、しておいて損はないです。
5.最後に
日本人の方は、いざという時に備える立派な心を持った方が多いと思いますし、また困っている人を助ける精神を持った方も多いと思います。
なので私はこの国が好きですし、いい国だなと思っています。
ですので私もそういう人を見習って生きていきたいと思っています。