『日向坂で会いましょう』はドラゴンを持ち帰らせない。
今回も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。
今回放送時で『ひなたフェス2024』開催まで残り41日と迫ってきた。41日ということは、明後日である。
公式YouTubeチャンネル「日向坂ちゃんねる」や46時間TVで宮崎ロケを行ったりと日向坂46が活発に宣伝に励んでいる一方、行政側からも、積極的な施策や準備が進められており、先日は日向市駅が期間限定で「日向坂46駅」へ名称変更や駅構内ラッピングをはじめと施策を行うするなど、官民一丸となってフェス成功に向けた様々なトピックス毎日のように発表されている。
元を正せばこのフェスは、この番組の企画で持ち込まれたただの夢物語だった。佐々木美玲が描いたおもしろそうな計画は、メンバーの心をくすぐり、オードリーがおもしろがり、シルエットをみせたかと思えば、首長を動かし、行政を動かし、あれよあれよという間に実現してしまった。
次の新たなるアイデアをこの番組からさらに発信しようではないか。今回は【ひなたフェス2024決定記念!ひなあいオリジナルグッズを考えましょう!!】。ライブには金が要る、金があれば楽しいことがたくさん実現できる、ならば日向坂46の重要な財産といえる『日向坂で会いましょう』をフル活用しようじゃないか。
おもしろいグッズたくさん作ってみんなで幸せになろうじゃありませんか。行事に浮かれて余計な買い物をしてしまうのは旅の醍醐味だ。よくわからない置物や変な柄のTシャツにかっこいいドラゴンの剣、なんども後悔したし、していくだろう。しかし『日向坂で会いましょう』、買って後悔させません。
見る前は、実現する気が無い破天荒なグッズ案ばかりが登場する大喜利めいた企画だと思っていたのだが、行政も絡んでいる肝入りのライブだからか、グッズ会議が思いのほか真面目に進行していたのがちょっとおもしろかった。コレクション心をくすぐる名言靴下やガチャガチャ、帰属意識を刺激する軍団Tシャツなど、現実的なラインのアイディアが続々と登場し、この現実的で前のめりな姿勢はこのフェスに対する本気度をあらわしているようだった。
上記のテキストでも言及したように、見通しが悪い未来を前に「ふたたび東京ドームへ」を掲げ、再出発を決意した日向坂46。この『ひなたフェス2024』プロジェクトは、そのまま日向坂46の未来を占っているといっても過言ではない。
結果は未来のお楽しみとして、現在の日向坂メンバーは傍からみていてとても活き活きしている様子がみてとれる。それはかつて「約束の卵」と称して東京ドームを目指していた頃を彷彿とさせる、目標に対する深い集中力を発揮した日向坂46の姿だ。わたしたちは知っている、こういう時の彼女たちは頼もしい、と。もはや『ひなたフェス2024』の成功は半ば約束されているといっていい。
なんて言っておりますが、わたしひなたフェス行かないんです。日々盛り上がっていくニュースを目にしては「おもしろそうだなー」と漏らすばかりだ。羨ましいくらいおもしろそうな『ひなたフェス2024』が成功を収められますよう、これからの一月半は見守っていこうとしよう。
おしまい。
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