最近の記事

災害と二拠点居住

一時は一世を風靡したかのように見えた「ハビテーション」、 「二拠点居住」、「デュアルライフ」という新種の言葉。 都市と地方を行き来するというような意味で使われるようになった言葉で、ローカライズに携わる人たちが繰り広げてきたキーワードたちである(何か他人事のようないいぐさだが、僕もよく使うキーワードであります)。 どちらかというとスタイル化する前に耳慣れしてきたことで、新しさに欠けて来た感が否めないこの言葉。 〝二拠点居住バブル〟は弾け、このまま風化していってしまうのではないだ

    • 農業から学ぶいろいろのこと

      9月は収穫の時期。 農家にとって春に植えた作物が生育して収穫を向かえる楽しみな時期がこの時期である。 台風については前回も書いているので割愛。 今年の収穫は、この地域で農業に関わる人にとってはいろいろな思いがあった、苦い収穫の時となった方も多かっただろう。 地域資源の最大化をすることがそもそもの天然村のミッションであると考える中、自身でも農業について実体験することを行ってきているが、農業から学ぶことは多いという話は、ここのブログでも書いたことがあったはずだ。 南房総における

      • 国際ボランティアと台風 vol.2

        9日のあの台風の日のことを思い起こして、書き溜めてみる。 その日の朝の予定をキャンセルして、持ち場である鴨川へ向かっていました。 10t級のトラックが道路で横転し、道を塞いで、後続の車が列を作っていた。 この台風の被害の凄さを知った最初の光景はそこから始まったのだ。 信号が止まり、いつもは真っすぐ向かっている信号機もあさってな方向を向き、電気が通じてる様子はない。 通常40分で到着するいつもの通勤路は通行止めで止む無くUターンをするところが多数。 到着まで2時間を要する道のり

        • 国際ボランティアと台風 vol.1

          いろいろなことがありました。 あり過ぎて、まだ体の真ん中のところがポッカリ穴が開いたみたいな状態になり、しばらく空いてしまったnoteの日記。 少し落ち着いて来たので向き合ってみることにします。 既に皆様もご承知の通り、9月9日に南房総は大型の台風が直撃しました。 あの時のこと、いまのこと、これからのこと…。 いろいろ頭の中をグルグルとしていますが、これについては後半で。 台風直撃のたった一日前に寸分の入れ違いで終了し、帰路についた国際ボランティアの面々。 通年より早めに入

          田舎の空家~空家と収納スペース~

          9月になりました。 収穫の秋です。 近隣では早くもお米の収穫に汗を掻く農家の方々の姿が目立ちます。 南房総の秋は、一番好きな季節です。 また美味しいものに囲まれる時期が近づいてきています。 さて、田舎の空家をシリーズ化して書き初め、今回3回目の投稿となりました。 今日のテーマは「空家と収納スペース」という内容です。 空家の多くは荷物が残されたままになっている。 買手の気持ちになるとこれがミスマッチを作っている要因になってはいないか?というお話を前回書かせて貰いました。 都市

          田舎の空家~空家と収納スペース~

          田舎の空家~空家の荷物~

          前回、「田舎の空家」というテーマで少し書きました。 空家の多くは荷物が残されたままになっており、買い手の気持ちになると「これが売り物?」というミスマッチをつくっているというところに触れた内容を書かせて貰いました。 近所を見回すと、昔は倉庫として使用されていたものや、クオリティーは別にして農家小屋としてもかなり大きなものまであり、いづれもいまは使われずに残されている物件をよく見かけます。 荷物を収める倉庫の利用や、農業重機・機材などを保管するニーズは意外にもあって、田舎では土

          田舎の空家~空家の荷物~

          45歳になりました

          8月のお盆真っ盛りに誕生した僕は、毎年自分の誕生日を職場の天然村で迎えるのが恒例です。 毎年必ず届く熱いメッセージと花束も今年で14度目となりました。 いつもは実家帰りをし、離れ離れになることも多い家族も今年は千葉に残り、人出の足りない中一人で業務をこなす僕を妻は手伝い、掃除に洗濯にと共に汗をかき手伝ってくれています。 妻がいるとということは子供達も漏れなく付いてくるので、外で遊ばせながらもたまには気にして夫婦で様子を見に行くという二人三脚の中、気が付くと子供達は粋なお客さん

          45歳になりました

          田舎の空家

          最近また南房総界隈の不動産情報にアンテナを張ってみています。 以前からの人脈もあるので、物件がなくてということはありませんが、やはり目立つのは相続されない土地や建物の話が多いこと。 地方の場合、建物の多くは荷物置き場化(酷いものだとただのゴミ置き場)にされたものが多く、空家になるケースにはやはり「荷物の処分が大変で....」という話が多く目立つのも、特徴のように思う。 荷物の処分も、建物の解体にもそれなりにお金がかかるものなので、販売したときにこれらの費用を先に掛けてしまって

          田舎の空家

          見学

          point0 worksを見学して、メンバー登録を済ませて来ました。 本当はただ見学するだけの目的だったのに気に入ってしまったという事でもあります。 Weworkの利用も経験済みですので実際のレビューはこれから使ってみて書いて行くことにしますが、そもそものコンセプトは利用する以前にWeworkとの違いみたいなものをはっきりと感じる事ができます。 運営には、多くの有名企業が協賛という形で入り、様々な技術提供などを行なっている得長があります。 その辺りのサービスの品質はアメ

          地域力

          7月14日に開催された「ご当地泥んこバレー大会」が終了しました。 お越し頂きました参加者の方。 雨天にも関わらずお越し頂き誠にありがとうございました。 ご当地バレーは、茨城県筑西市で開催が始まった休耕田の田んぼを活用する目的で開催されたのが始まりの泥んこバレーです。 企画者で、天然村パートナーでもある藤川さんに声を掛けて頂き、我々も今年千葉大会として参加することになりました。 少しづつ全国に広まったこの企画は、今年になり北は岩手県から南は大分県まで広がり、全国で数多くの

          地域力

          敗北

          クラインダイサムアーキテクツデザインのオフィスが先日丸の内にオープンしたようです。 Weworkという黒船船団が突如訪れ、日本のオフィスカルチャーは大激変の時代を迎えました。 世の中には創造したことをやれる人間とやれない人間の二種類しかいなくて、今回のことにおいて僕は完全に後者となった。 想っていたことを形にできなかったのは、自分の未熟さ故。 自分に何が足りなかったのか、出来ることは他になかったのかをちゃんと刻む為に一度見学に行こうと思う。 頑張って欲しいな、point0。

          我慢をしない。けど、我慢をする。

          腰痛の話をして1週間。 まだ腰の痛みは取れていない。 これはもう我慢をするとかのことではなく、体のメンテナンスが必要になっている一つのサインだ。 鴨川のゴットハンドに予約を取ることに決めた。 恐らくこれでこの問題は解決する。 腰痛きっかけではないが、少し体のことと向き合って食べることに少し意識を傾けて4ヵ月目を迎えています。 食べることに向き合いながらも食べること、飲むことが好きな自分と付き合っていかなければならない。 先日の健康診断においては前年との比較数値が届いていて、

          我慢をしない。けど、我慢をする。

          腰痛

          痩せようといつも決意するのはいつもこの痛みを感じる時だ。 野球を始めとする同年代のアスリート選手等が一線から退き、引退を決めるお年頃。 酒はザル。 美食故に大喰らいで肥えた先輩たちがかつて40を過ぎた辺りから急に健康思考になり、無理のないダイエットの話やら、腰痛に効くマッサージ方やら、痛風に効く薬やらの話で盛り上がるのを横目に、笑っていた頃。 体の痛みと向き合うその時。 自分の体がアスリートたちと同じと思っている訳ではないが、40を過ぎた有名選手の引退会見の

          樹も見て森も見る

          初めて地域の総会というものに参加をしました。 今回のお話相手は前期高齢者以上が対象となる舞台。 普段よく使うカタカナを使わないように細心の注意を払う。 要点を失わないように、まず答えから言うことを心掛ける。 事前に準備をし挑んだ総会の発表でありましたが、反省点は多数。 シンプルに要点をまとめ過ぎて結局補足が必要になるというスパイラル。 僕はシンプルに的を絞り要点を一つに集約できる能力を持つ人が、本当の天才なんだと思う。 これについていろいろ書きたいことはあるけれど、長くな

          樹も見て森も見る

          Harder they come!

          休耕田の田んぼを耕し、0→1ベースで始まった田んぼは実はお米を作るというより自然環境の改善を目的に始めたというちょっとこれまでの視点とは異なった取組です。 食べることは生きること。 穀物菜食を通じて生き方を学ぶ料理研究会は、お料理教室と思われることも多いが、少し違う。 講師から一方的に調理法を学び技術を身に付けるためのものではなく、日々の生活から生まれる素朴な食の疑問や、実践における体験などをシェアすることが中心であるのも特徴の一つです。 料理研究会で稲作りをする

          Harder they come!

          オペレーション

          こう見えて化粧ポーチを持っています。 ポーチは妻のお古を使っていて、もちろん中身に化粧道具はないが、身支度を整えるアイテムはそこそこ揃えており、重宝している。 その他に、カード入れを2つ持っています。 一つはショップカードやポイントカード類で、ポイントカードは「お作りしますか?」と聞かれると大抵ものを断っているが、よく行くお店のものは仕方なくと所持していると、それだけでも結構な枚数となるためカード入れを用意している。 その他、定期やカード類の実働的なカード入れが一つ。 僕

          オペレーション