ネトフリドラマ『地面師たち』は"事故周知動画"すぎた件
ども！ちょこぷりんです。
今回は"ドラマ感想回"です！
件のネトフリガンダムを視聴するために加入した"Netflix"
折角なので何か面白いドラマでも見ておこうと思いまして。
たまたまおススメに登場した『地面師たち』を視聴しました。
なんてことは無いドラマだろうし、流し見しようと思ったんですけれど…
メチャクチャ面白いじゃんね。コレ。テンポがバリ良くてのめり込むんじゃったよ。
さてドラマの考察や掘り下げは他所様の方がしっかりと書かれていたので、筆者が気に入ったポイントをば書きたいと思います。
あ、ちなみに本作はR16ぽいのでご注意を！
腹黒描写が多いので、そこらへん区別さ出来るようであれば是非ご視聴を。
それじゃ、いってみよう。
①スマホからゲロまで。頑張る美術スタッフさんに感謝
ホントこれが凄く丁寧な仕事されてる…って驚いちゃったポイント。
電話やらやり取りが多い本ドラマ。各キャラクターが使用する"スマホ"に拘りがあるように思えました。
・地面師グループ… 格安入手したであろうiPhone6やら7あたりのスマホ
・警察グループ… セキュリティの都合かAndroid
・建設グループ… ちょっとお高めiPhone10以降の機種
と、使用しているスマホに違いがあったように思えます。
おそらくですが登場頻度が高いスマホから、誰が使用しているのか分かりやすくするための配慮だと思います。
iPhone6が出てくれば "地面師グループ"で、
androidが登場すれば "警察グループ"と。
視覚的にもわかりやすくなりますし、組織的違いも見えてくるんじゃないかなと。
それから"ゲロ"ですね。
本作では何度か吐しゃする場面がありますが、しっかりと"詰まっている"状態とそうでない状態で使い分けてましたね。
吐しゃする退場人物が、御飯を食べていそうな人であれば、しっかりと"詰まって"いるものをベーっと出していましたし、やつていて何も食べていなさそうな人物は薄い"お粥"なような、ほぼ水の状態でした。
いいですよね～。こういった拘りポイントが作品のダーティさを更にアップしてくれております。
美術さんの拘りを感じます。
②高輪ゲートウェイの工事前をわざわざＣＧで作った？拘り
本編の中間あたりで登場する【開発途中の都内駅】として登場する高輪ゲートウェイ周辺の工事状況が登場します。
キチンと覚えているわけではございませんが、筆者もあのあたりには思い入れがございまして。
本ドラマも再開発のシーンが登場しますが、アレってＣＧとかで作ったんでしょうか。高輪ゲートウェイ駅事態はすでにできておりますし、周辺のビルも結構立ったハズ。
平成29年頃の事件として描かれている本作に合わせた舞台っぽく作ったのでしょうか。
それから"提灯殺し"こと、おばけトンネルが登場しますが、コレも懐かしかったですね。
筆者も思い出の通路です。あの周辺のJRを跨いだ移動が可能なのっておばけトンネルを通るほか無いんです。(現在はどうなのか分かりませんが。)
今は大分手直しが入ったようですが、当時はメチャクチャ低かったのを覚えてます。
周辺が本社ビルだらけっていうのもありますのでタクシーが無理くり通って車を壊す。なんて異名から"提灯殺し"の話が登場しましたね。
ただあの周辺は埋蔵物探査とかで現在も苦難されているようでして。
「高輪築堤」の跡という鉄道の歴史があるようです。
③基本的にピントが小さめ。人物フォーカスが強くホラーっぽい
サスペンスあるあるですが、本作も撮影技法が唸りますね。
やたらと人物フォーカス強めの場面があったり、色合いもビビットカラーは抑え目で暗ーい印象を受け、手振れを生かすようなカメラを動かす撮影の仕方など。
とても勉強になりました。
ですが、カメラが同時に動いて撮影するようなホラーぽい画面揺れするシーンは少なく、落ち着いた描写が多かったと思います。
気になったところは主人公が刑事から情報を受け取ったところでしょうか。
心が揺らいだシーンなので緊迫感のためカメラでブレた撮影をしたのだと思います。ああいう心理描写を撮影で表現するのって大変なんですが、イイ味出てましたね。
ここからは感想をば
と、徒然と書きましたがココからは筆者の視聴後の感想をば書いて行きます。
①『地面師たち』は事故周知動画ぽくて面白い
見たあと感じたのは、事故周知動画ですよね。アレ。
免許更新などで見るやつ。アレに似てました。
沢山出てくる伏線。
詐欺についてアレコレ話題を出されるも直進する被災者。
もう見ていて歯がゆかったですね。分かりやすいくらいに落ちていくんです。ドラマだからなんでしょうけれどね。実際はもっと繊細な手順で落として行くんでしょうけれど。
まさに"事故周知動画"です。
こうならないようにココで注意しましょうね。ってくらい伏線が分かりやすく描かれている。
なのでストーリーの展開にビックリ感は無いですね。
ですが、分かってても落ちていく様が面白くてね。
ハマるところはそこでした。
あと、本作のネタはマジで起こった事件を模してたんね。
ドラマ見た後で知りました。
気にしていないことを、こうやってドキュメンタリー風なドラマとして見て知ることが出来たのは嬉しいぜ。
②銃の扱いに物申す(n回目)
ハイ。いつもの銃指摘おじさんコーナーです。
別段、銃の扱いに重視しない作品ではありますが、気になったところだけでも。
・撃ちきったらスライドオープンする。
銃を構えたところで弾が無いことは分かる。
・トリガー引いた時にはカチって言わない。
トリガーが下がったままになる。
・お手製の銃にしては既存品。
銃の扱いが微妙なのはいつもの事ですんで。
演出的にもああした方がよかったとは思いますし。
ならばリボルバーでええんでね？って思う。
昨今オートマチックの見た目ばっか登場するけれど。
刑事さんのリボルバーと被るからかな。
■おわりに
ということで思ったこと書き終えました。
全体として面白かったし緊迫した場面も楽しめますし、何より"ウシジマくん"めいたダークさが面白い本作でした。
とはいえ、主犯放置、怒涛の無理やり〆、投げやりエンドはどうなのかなと。続編無いでしょうし、もう少しスッキリ〆てもよかったのでは。とは思った。ラストバトルも微妙でしたし。
といったところで、本作の感想は以上です。
こんだけのめり込めるドラマは久々でしたので出会えたことに感謝。
「それじゃ、また来週！」
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