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Lomokie Diary #60🇬🇭「ガーナごはんの世界へYou are invited!①」

先週、日本の教員仲間から「ガーナの食文化を授業でとりあげたいんだけど、良い写真ある?」とのメッセージをもらいました(こういう連絡めちゃめちゃ嬉しい!)。写真フォルダを漁ったところ、わんさかわんさか出てくる出てくる。

作物(プランテン・キャッサバ・米・メイズ)ごとに整理してみたもののうち、今回はプランテンとキャッサバについて紹介します。

いざ、ガーナごはんの世界へ🇬🇭
You are invited!


1.Plantain(プランテン)

プランテンは「食用バナナ」とも言われますが、果物のバナナというよりは芋類に近い扱いです。焼く、茹でる、揚げるといった加熱調理をして食べます。

1)マーケットで売られているプランテン

2)焼きプランテン

1本3セディ(約30円)

炭火で焼かれており、ホクホクしていて美味しいです。学校帰りによく買って帰ります。

3)茹でたプランテン

写真のシチューは「コントミレシチュー」です。コントミレとは、ほうれん草に似た葉野菜(鉄分たっぷり)のこと。

4)プランテンチップス

薄切りにしたプランテンを油でカリッと揚げたおやつで、ポテチ的な立ち位置。

5)フフ

右手で一口サイズにちぎり、
噛まずに飲み込みます

写真のスープは「落花生スープ」です。材料は、落花生ペースト・トマト缶・唐辛子・ニンニク・玉ねぎ・オクラ・ナス。

フフの原材料はプランテンとキャッサバ(後述)。茹でたプランテンとキャッサバを臼に入れ、お餅のようにつきます。

フフをついているところ

2.Cassava(キャッサバ芋)

ガーナ料理に欠かせないものの1つがこのキャッサバ芋。

1)マーケットで売られているキャッサバ芋

2)ココンテ

ココンテとは、キャッサバ粉をお湯で練った料理。なんとなくわらび餅っぽい。

写真のスープは、「落花生スープ」に「オクラシチュー」を加えたものです。

ココンテには「Face the wall」という別名があります。安価なため金銭的に恵まれていない人が食べるイメージがあり、"恥ずかしいので壁の方を向いて食べるもの"というのが名前の由来。反対に、同じくキャッサバが原料のフフは作るのに時間がかかるため"手の込んだ料理"と見なされ、お祝いの席でもよく登場します。

3)ガリ

写真右上の、オレンジ色の粉にご注目!キャッサバを加工したもので「ガリ」と呼ばれます。味はほんのり酸味があるけどほぼ無味。
ちなみにこの料理自体は「ワチェ」という米料理です。詳しくは次回、米料理を紹介する際に説明します。

4)ガリソーキング

ガリにミルク・砂糖・落花生を足したもので、ガーナの代表的なおやつ。私は好き。これにミロを加える人もいるらしいです。
お土産で買って帰るのでお楽しみに!

おまけ "You are invited!"

さて、タイトルにもある"You are invited!"ですが、ガーナでは食事をする時、その場に居合わせた人に"You are invited!(あなたは招待されています=一緒に食べようよ)"と声をかけてから食べます。その際、言われた側は必ずしも一緒に食べる必要はなく、"Thank you."と返します。

相手を思いやるステキなガーナ文化のひとつです。

You are invited!
(ダンメ語ではモバイェニ)

次回は米とメイズについて取り上げますのでお腹を空かせて待っててください👍

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これからも気の向くままにちょbitずつ投稿していきますので、ガーナでの暮らしについて、一緒に知っていってもらえたら嬉しいです。

JICA海外協力隊 2022年度4次隊 まこし

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