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望んでも手に入らない。という世界に生きるのを手放せたらいいなという話
今回は、私が主催しているワークショップ #過去の私を愛おしく想えるWS の2日目についてを書いていこうと思う。
(今回はご参加の方のお声をもらっていて、後半に載せています)
過去編について
前回は、ご参加の方のお顔合わせという場にしたので、今回が本格的なスタートを切ったことになる。
安心安全の場づくりのため、参加された方がどんな話をしたのかは言えないので、この回で私がお話しした内容を書いてみる。
私は高校生のころに、担任の先生に家庭の事情を話さなければならないシーンがあった。
父はすでに他界していて、母がひとりで家計を担っていて…という私の話をひととおり聞いた先生はこう言った。
「…そうか。早く自立しなくちゃいけないから大変だな。」
そんなことを言われると思っていなかったから驚いて何も言い返せなかったと記憶している。
だけど、時間が経つにつれてこんな思いが出てきた。
「クラスメイトはそんなことを考えずに過ごしていられるのに、なぜ自分だけはそうできないのか。」
「そうしたいと願っているわけではないのに、なぜそうしなければならないのか。」
「どうして私だけ?」
貧乏くじを引いたような、そんな気分だった。
先生はそんなに深く考えずに発言していたと思う。
それっぽいこと、つまり先生っぽいことを言わなくちゃと思って言っただけだし、私に「あなたは早く自立しないといけない人間なんだ」と言いたかったわけでもないだろう。
でも、みんなとは違うと言われているような気がして、傷ついた。
みんなとは違う誰かや何かになりたかったわけじゃないのに、線を引かれたような、違う世界の人と言われているような気持ちになったのだと思う。
望んでいる「普通(=家庭環境)」は手に入らないのに、望んでいない「普通じゃないもの」ばかりに囲まれている。
当時はそんな思いで過ごしていたことを思い出した。
でも、もしかしたら、この思いは今の私の中にもある気がする。
いつか手放せる日がくるのかな?と心配というか弱気な面もあるけど、「望んだって手に入らない」という世界に生きていたくないとも思う。
今回もワークショップやご参加の方を通して、私の体験が深まった時間だった。
ご参加くださった方のお声
この過去編のご参加くださった0期の方のお声をご紹介します。
私の中で1番向き合いたくない過去の感情に向き合えたことが、これまで過ごしてきた中で大きな達成感になった気がします。
これまでの自分ではあり得ないくらいのことなので、本当にこの場を提供いただけて、向き合うべきタイミングで出会えた場なんだと思っています。
一緒に参加されている方のご経験も他人事とは思えないお話で、みなさん大変な中でここまで生きてこられたんだよな、と思いました。いつもお話を共有していただいてありがとうございます。
アヤノさんが「ただ私たちの人生を聞く側」ではなくて、「自分にも同じような経験がある」という話をしてくださることにも、このワークショップの価値があるなと思います。
私は、カウンセリングもコーチングも受けたことはありますが、どっちも違和感というか満足感がなかった経験があるので、カウンセリングでもなくコーチングでもない「主催者も一緒に考える場」=このワークショップみたいな場もきっと必要だし、必要としてくれる人が他にもたくさんいるんじゃないかなと思いました。
次は早くも最後。
私らしく気取らずに、ご参加の方と「いい時間をご一緒できた」と思えるようにしたい。
最後に
#過去の私を愛おしく想えるWS について、ご興味ありましたらこちらも読んでくださると嬉しいです。
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