【ルース・オエステ 総評】清田信長&宮城リョータ
清田信長
20番 SF 178cm
得点 10
フリースタイルバスケの選手として人気上昇中の清田信長。そのインフルエンサー力を駆使し、イベント開催が実現された。唯一の海南出身の参戦となった背景にはそもそも清田信長メインのイベントだったということがある。海南時代のイメージそのままに特攻隊長的な役割を果たす先制ダンクを決める。その後、調子をあげるダニエル・シルバの積極的なシュートに得点を許すが、海南時代に培ったチームディフェンスで貢献。とりわけ顕著に現れたのが、前半終了間際にゾーンプレスで奇襲を仕掛けたボアノイチに対して「60話 海南のゾーンプレス対策」をチームに伝授。
自らプレス突破の鍵を握る牧紳一の役割を自身が担うと宣言、見事にゾーンプレスを攻略した。
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後半は、流川楓のサプライズ登場により自らベンチに下がる。しかし清田の役割はこれで終わったわけではなかった。今作品、初登場の「30話 サムライ参上」のYouTube撮影後のエピソードが「74話 サルの仲直り」にて描かれた。桜木花道が亡き安西光義から宿題として教えをうけた「シャムゴッド」を清田信長に教えてほしいと懇願。桜木の思いが真剣だと悟ると清田も真剣にその技術をアドバイスする。終盤、シャムゴッドを成功させ躍動した桜木花道の影には清田信長の存在を忘れてはならない。
またお約束の「野ザル、赤毛ザル」と罵り合う場面がありそうな所だが、実は「サムライ参上」のみであったことは、互いの呼び方を変更したことが関係していた。「海南のゾーンプレス対応」にて清田が「花道」と呼びそうな場面はあったものの、宮城リョータが桜木のフォローにまわり、その場面は、74話に漸く訪れたのだ。
宮城リョータ
7番 PG 167cm
得点 9
高校3年時、ウインターカップ敗退後、燃え尽き症候群に陥った宮城リョータは、大学の推薦を獲得するものの大学バスケット界、そして彩子からも逃げてしまう。競技レベルの実戦からルース・オエステメンバーの中では一番、離れていた時期が長い。桜木花道、福田吉兆との再会で情熱を取り戻した宮城は、福田との因縁からマッチアップを直訴。しかし福田のアイソレーション、ゴール裏シュートの餌食となり、序盤でのメンタル崩壊に追い込まれるが、観客席からの彩子の声援に本来の姿を取り戻し、福田、藤真、シルバの3人抜きから得点。その後はアシストを連発させチームに安定感をもたらした。
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後半戦は流川楓が登場により湘北スタメンメンバーが揃い踏み。「64話 8年振りの円陣」での、宮城の振る舞い、流川に「おめーが好きなやつだ」と声をかける場面があるが、筆者は、流川の登場により宮城の中間管理職的な役回りの認識、頼もしさを感じた。
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その流川を攻撃の中心に組み立て、自身も得点、アシストを重ねる。福田とのミスマッチ、三井の怪我によりマークを福田から藤真に変更。藤真の得点を抑えることに一役かったと言えるだろう。
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要所でシルバのシュートを落とさせたり、三井のヘルプやルーズボールを抑えた。逆転からの最終局面では、持ち前のスピードで福田の突破を阻止、スピードスターとしての特徴を活かし、勝利に貢献した。
ルース・オエステーボアノイチ
「デサフィアンテ・エキシビションマッチ」
86ー85
得点 スリー
赤木剛憲 14
桜木花道 9
宮城リョータ 9
清田信長 10
三井寿 26 8
流川楓 18 2
(86)
ファント・ガルサ 12
セバス・ベノン 15 2
ダニエル・シルバ 16 3
福田吉兆 22 1
藤真健司 20 3
(85)