【SLAM DUNK GI】プロローグを終えて・振り返り
湘北メンバー6人のプロローグが公開されました。
木暮公延から始まるストーリーというのは、拘りの一つであり、田岡茂一の登場、両者が助言を貰い改革を進めていく姿はすぐにイメージに浮かび、
「もう田岡茂一の脚本を裏切らないでくれ。」
このセリフは自然と出てきました。
今作品は、現実世界のパロディ、オマージュといった表現が多々あり、題材としています。
「日本の世界大会、出場禁止」
この宣言を軸にオリジナルキャラも今後登場します。木暮公延とどう絡むのか?
注目していただければと思います。
湘北スタメンのプロローグの一つのポイントとしては、
「インターハイ以降、湘北は全国大会に出場できていない。」
ということです。
「山王工業戦以上の面白い試合は、もう描けない。」
と連載終了させた井上雄彦先生の言葉をリスペクトするなら、
私自身も湘北高校バスケットボール部は、誰一人欠かせない、原作で赤木、木暮が引退した以上、高校のストーリーは描けない、例え同等以上の新入生の登場があったとしてもでした。
「ウインターカップは1枠であること」
「常勝軍団の海南」
「仙道彰擁する陵南」
「宮城リョータの不調」
「流川楓の短期留学」
あるいは、「桜木花道の怪我によるコンディション不良」、
これらの要素が重なれば、そう簡単には全国大会には出場できないのではないか?
そう考え、今作品としては、原作以降、湘北は結果を出せていないという設定にさせていただいております。
木暮公延、プロローグの現代舞台は、原作から7、8年後の世界を描いております。
今後、この期間も多少描かれます。
赤木剛憲は、教員として湘北高校バスケットボール部に戻り、
三井寿は、敗退後、すぐに
「バスケやめたくねえよ。」
とその心は燃え尽きていません。
一方で
宮城リョータは、コートに倒れこみ、
「やっと終わった?」
「ほっとしてんのか?」
心と体が一致しない状態に陥ります。
この両者は対比も注目であります。
流川楓は、かねてから公言していたアメリカへ。
桜木花道も、安西の尽力を経て、1年後アメリカへ旅立ちます。
今回、三井寿と桜木花道の設定に悩みましたが、両者の設定が固まった時、大枠のストーリーの点が線で結ばれたように、ストーリーが動きだしました。
まずアメリカ編を描きます。
よろしくお願いいたします。