子どもに自信をつけさせるには?一週間チャレンジ始めています
こんにちは、今日もお読みいただきありがとうございます。
探究教室や不登校支援をしています「きときとの杜(もり)」です。
読んで実践するだけで子どもとの関係がフカフカになって、子育てにがもっと楽しくなるブログを書いています。
今日は、子供の自信の育み方について書きます。
この記事を読むことで、ちょっとした子どもとのやりとりの時に、迷わず根拠をもって話をすることができます。
では、スタートです。
あなたは「自己選択」と「自己決定」の違いを区別していますか?
自己選択とは「自分で選ぶこと」
自己決定とは「自分で決めたことを行動すること」です。
例えば、宿題を「する」「しない」は自己選択です。
自己決定は、
宿題をする。いつまでにどこでするのかを決めて、行動する
宿題をしない。誰に相談して、どうやって提出先に伝えるかを決めて行動する
となります。
選択するだけでは、そこに子供の責任感は生まれません。
決定して見通しをもたせることで、自分事としてとらえ、責任をもって行うことでできます。
自己選択だけをさせていると、わがままになり、失敗を人のせいにする子に育ちます。
自己決定ができるように声をかけると、失敗したら改善案を考えて、うまくいったら達成感を得られる子になります。
ちょっと練習してみましょう。
夕ご飯前、「おなかがすいた。おやつ食べていい??」とお子さんが聞いてきました。
さあ、何と答えますか?
1,「だめ、ごはんまで待ちなさい」
2,「いいよ。おやつをだそうか?」
3,「ごはんを全部食べられるようにしてほしいんだけど、待てるそれとも少し食べる?」
1、自己選択も自己決定もなく、禁止を言い渡しています。
2,おやつを食べるという自己選択はさせていますが、子どもは自己決定はしていません。
3,ご飯を食べるという見通しをもたせて、それでも食べるならどのくらい食べられるのか自分で決定させています。
こんな感じです。
では、この場合はどうでしょう?
「今日は疲れちゃって宿題やりたくない、明日にしていいかな?」
1,「だめよ、どうせ起きられないんだから今やりなさい」
2,「しかたないね、明日起こしてあげようか?」
3,「残りの宿題の量はどのくらいあるの?今の疲れ具合と明日の起きられる時間と合わせて考えてできそう?」
1,先ほどと同じ、「禁止」を言い渡しています。
「どうせ起きられない」つい言ってしまいますが、子どもは自信を失ってしまいます。特に高学年は敏感に「どうせ」に反応しますね。
2,宿題をしたくないという自己選択はさせていますが、いつやるのかという自己決定をさせていません。「起こしてあげようか?」というと、親の力が入るので、達成感は下がります。具体的に提案するより「何か手伝えることある?」のほうが自己決定につながります。
3,現状を聞いてみて、先の見通しをもたせています。子供は自分で考えて、残りの宿題をどうするか考え、自己決定します。
自己選択だけをしていると、わがままになり、失敗を人のせいにするようになります。
自己決定ができるようになるためには、質問して問題を子ども自身に考えさせることです。
小さな声掛けで、子どもはみるみる変化します。
ぜひ、実践してください。
「きときとの杜」探究教室では、一週間チャレンジを始めています。
自分で決めた一週間のチャレンジ目標を毎日行います。
高学年(まだチャレンジを決めていない子もいます)は、今週から。
低学年は来週からです。
例えば、
「帰ったら靴をそろえる」
「8時までにお風呂に入る」
「いただきます」をしっかりいう
など、本当に小さなことです。
慣れないうちは忘れてしまうこともあります。
その場合には、
やろうとしていたことに注目してあげてください。
結局、いただきますを言わずに食べ始めちゃった
「あ、忘れちゃったね、でも思い出せたね。」
という感じです。
ご家族にも協力してもらってください。
「靴をそろえていると気持ちがいいなー。」
低学年はダイレクトに褒めていいです。
高学年は自分がよいと思ったことをさりげなくメッセージしてください。
最初の一歩は小さく。
3,4か月経つと、自信が少しずつ溜まって、表情が変わってきますよ。
では、一週間チャレンジもお楽しみください。
長文、お読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう^_^
つながって学ぶ
「きときとの杜(もり)」
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