地域によって違う特別支援教育
ここ15年で特別支援教育は大きく変化して、発展してきました。
今日は、教育相談でお話を聞かせてもらったことから、私が気付いたことを書きます。
ここ最近で、変化、発展してきた特別支援教育についての考え方。
当然、地域によって導入や認識の違いはあると思っていましたが、保護者の経験と地域の実態とで、調べなきゃならないことが変わってくるという気づきです。
相談してくださったのは、地方にお住まいの方。
一年生の保護者で、入学以降、担任の先生から毎日電話がかかってくるとのこと。
「お友達と殴り合いになった。」
「立ち歩きが止まらない」
などの報告を受けるそうです。
就学相談で、特別支援の情緒学級を勧められた経緯もあり、通常級への進学は間違っていたのかと思っているようです。
お話を聞いていると、特別支援学級に進学したらもうずっと通常級には戻れないのではないかと思っていたということ。
そこで、情緒学級の先生に相談することを勧めました。
特別支援学級から通常級に戻った子はいるのか?
特別支援学級の自立活動は、我が子と合っているのか?
そんなことをきいてみたらどうか提案しました。
相談者は東京出身。
私たちの世代が育った学校では、特別支援学級と通常級はきっちりと分けられていて、一緒に過ごすのは遠足や行事の時だけでした。
今は、(特に地方では)特別支援学級に進学しても、通常級で過ごしながら必要な時間は支援級で学ぶというのが増えました。
地域によって本当に違います!
私たちは、自分の経験をもとに考えることが多いので、いろんなことを決めて考えがちです。
特別支援については、学校面の変化が大きいので、あまり先入観をもたずに、我が子に必要なことは何かを聞いてみる必要があるかと思います。
自分が、我が子のためにどんな情報を求めるかは、話して聞いてみないと分かりません。
ゆっくり話してみると、自分が何に不安を持っているのか、何を求めているのか分かりますよ。
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