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パーティーが終わって、また始まる日常へ。 「Party is over」なキーホルダーを作った話

気がつけば、2024年ももうすぐ終わる。

クリスマスのキラキラとしたイルミネーションも、気がつけば片付けられ、気がつけば年末とお正月の空気感。
冷えていく気温の中で、楽しかった時間が過ぎ去った寂しさを感じながら、新年の慌ただしい時間が終わればまた、新しい1年が始まるんだなあと他人事のように想像している。

今年は、そんな気分感にピッタリなオリジナルキーホルダーを作った。
パーティーで使われるクラッカーの中身が封入されたアクリルを使った、キラキラとしたキーホルダーになっている。
名前は「Party is over」
Mr.Childrenのファンの方が、このキーホルダーを見て、この曲名を教えてくださったのをきいて、まさにこのキーホルダーの可愛さと、どこか同居している寂しさが感じられる名前だと思い、採用させて頂いた。

商品を作るきっかけになったのは、東京の足立区にあるTOKYO ACRYLさんをご紹介いただいたことに始まる。

べっ甲柄を始めとして、気泡やファブリック生地、更にはコーヒーをドリップした後のペーパーフィルターまでアクリルに封入している「TOKYO ACRYL」さんで、お店オリジナルキーホルダーを作ろうという話になり、選んだアクリル板の中に「パーティークラッカー」が封入されたものがあったのだ。

うちのお店はどちらかといえば、ミニマルなものが多くて、こんな風にキラキラしたものはあまりお店に置いていないのだけど、たまには違う要素も取り入れたいなと思って手を出した。

初回はちょうど開催された木村石鹸さんの100周年にあわせて少しだけ、一般的なキータグの形で販売させて頂いた。
この時も圧倒的にパーティークラッカーが人気になり、想像以上の反響に驚かされてしまった。

それから、オリジナルの形状を試行錯誤して、鍵の束に混ざった時に邪魔になりにく細長い形を採用。
販売を開始した所、想像を超える反響をいただいて初回分はすぐ完売。
現在は追加生産分を販売させていただいている。

パーティークラッカーの中身を封入しているので、よくも悪くも同じ形は生まれない。
中身がぎっちぎちに入っているものもあれば、少し少なめになっているものだってある。
それでも、少ないほうがクラッカーが鳴って中身が宙を舞っている一瞬の表情を捕まえていると感じて、魅力を感じてもらう方も多いのもおもしろい。
ネットストアでの注文が圧倒的に多いのだけど、ガチャガチャを楽しむように複数個注文いただくこともあり、とても嬉しく思っている。

そして、このアクリルキーホルダーが持っている魅力は、キラキラの裏にある「寂しさ」にもあるように感じている。
パーティークラッカーは、楽しいパーティーのいち場面そのものだけど、集められた中身は祭りのあとの片付けで目にするものでもある。

その空気感は、冒頭でも話したような「クリスマスのあとの空気」感にも似ていて、年末年始の忙しさのあとに訪れる寒い季節の訪れも感じさせる。

パーティーが終わって、始まる日常。
けれど、パーティーの楽しい時間がなくなってしまうわけじゃない。
退屈にも思える日常があるからこそ、きっとパーティーは爆発的な楽しさも味あわせてくれるということも頭ではわかっている。

とはいえ、やっぱり寂しい気持ちもある中で、このキーホルダーは楽しかった記憶
のキラキラとした結晶みたいに、日常の視界の中で時折輝いてくれる。
このキーホルダーを、引っ越しする友達へのプレゼントにしていただいたお客様もいらっしゃり、たまたま生まれた商品ながら、想像を超えて愛されるキーホルダーになってくれたように感じている。

2025年最後の商品紹介は、こんなアイテムで締めくくらせていただこうと思います。
今年もたくさんnoteを御覧いただきありがとうございました。
そして気になる方は、オンラインストアでも販売しているのでみていただければ嬉しく思います。

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