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Gemini の画像生成機能と人物画像制限 / 教育関係者向け
※ この note は、2025年2月5日付の情報をもとに作成しています。利用の際は、必ず公式の情報を確認してご利用ください。
Google の生成AI「 Gemini 」はテキストだけでなく画像も作り出せる便利なツールですよね!
こちらの記事で、画像生成が復活したよ!と話していたんですが、また制限がかかってしまっているんですよね。
一回無料でも作れる時期があったんですけど。
あれ?画像作れなくなった?と疑問に持たれた先生も多いかなと思いますので、解説したいと思います!
人物画像生成の制限と背景
2024年の途中から、Gemini では人物を含む画像の生成が事実上できなくなりました。
これは、サービス開始直後に発生した問題を受けた措置のためです。
Gemini が画像生成機能を公開した当初、一部で「歴史上の人物の描写が不正確だ」などの指摘があって、
生成された人物画像に関して苦情や批判が寄せられたんですよねーーー。
具体的には、AIが特定の人種の組み合わせを指示すると応答を拒否してしまうケースが報告されたのです。
こうした問題から「人種差別的だ」といったため、Google は2024年2月頃に人物画像の生成機能を一時停止になりました。
そのあと、Google は画像生成AIモデルを改良し、不正確な描写の改善に取り組みました。
そして、人物画像生成機能を再開すると発表し、試験的な提供を開始しました!
自分が試した時は無料版でも少し人の画像を作れたんですが。
現時点では無料版Geminiでは人物の画像生成はできません。
無料版の Gemini で人の画像生成をお願いすると
まもなくGemini Advancedで人物の画像生成を利用できるようになります
というメッセージが表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1738767329-bBYLn2ysxZq0IjpOv4RhXUQl.png?width=1200)
教育版のアカウントでも同じですね!
![](https://assets.st-note.com/img/1738767638-WdeDxJwvQyBAL6hH0PnNoIfc.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738767699-F7tsRlEoYuyOkeJS12r50HKx.png?width=1200)
でも、たまーに作れるのはなぜだ?これはちょっと不明です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738767717-xocC8f3mhnkN6utEjYKIJSrL.png?width=1200)
基本的には無料ユーザーが人物を生成することは制限されています。
有料版では作れます!
![](https://assets.st-note.com/img/1738767525-luQgsqkw9J40D86Kp7VnyfRt.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738767555-UpeAv9NnymOlZCQjixVkB1bJ.png?width=1200)
利用上の注意
改めて、ここは書いておきたいと思います!
AIで画像を作る際には、著作権や倫理面の配慮も重要です。Gemini の画像生成でも以下のようなルールや注意点があります。
実在の人物や有名人の画像は禁止
他人の肖像権(プライバシー権)を侵害する恐れがあるため注意が必要です。勝手に有名人そっくりの画像を作って公開することは避けましょう!
商標やキャラクターの無断使用に注意
生成した画像に既存の商標ロゴやキャラクターが含まれないようにしましょう。
他社のロゴマークや漫画・アニメのキャラクター風の画像を作ると、知らず知らず第三者の著作権や商標権を侵害してしまう可能性があります。
そもそも、「ミッキーマウスの絵」等を指示をしても、作れないようになっているはずです。
オリジナルのデザインやモチーフでプロンプトを作成するようにしましょう。
暴力的・性的な画像の禁止
Gemini は暴力描写やわいせつな内容の画像生成を行わないよう調整されています。
極端に残酷なシーンや露骨な性的表現を含む指示は、倫理的に問題があるため受付けられません。
不適切な画像も同様です。教育現場で使う際は元々こういった指示はしないと思いますが。
未成年を含む表現の制限
利用規約上、子ども(未成年)の姿を生成することも現在はできません。
さらに Google は、AIが作った画像であることを判別できるよう「SynthID」というデジタル透かし技術を導入しています。
Gemini で生成した画像を利用する際は、「他人の権利を侵害しないか」「不適切な内容ではないか」を必ず確認しましょう。自分で撮影・作成したのと同じ感覚で扱い、既存の作品や人物を真似るのは避けるのが安全です。
画像の権利と著作権
Geminiで作成した画像の商用利用については、現時点で明確な指針が示されていません。
規約に記載がないからと言って何でも自由に使ってよいわけではなく、個人利用や教育目的の非営利利用は問題ないとされていますが、生成画像をそのまま販売したり企業の公式ロゴに使ったりする場合は慎重になるべきかなと思います。
まぁ、教育現場ではあまりそういった場面は少ないと思いますけど🤔
そもそも、AIが作った画像そのものに法的な著作権が発生するかは各国で議論中です。
おわりに
Gemini の人物画像生成については、将来的に仕様や規約が変わる可能性があるため、最新情報のアップデートにも注意しましょう!
教師として生徒に学びの場や学習のツールとして紹介する立場上、定期的に公式発表や信頼できる情報源をチェックし、適切な使い方をアップデートしていくことが大切かなと思います。
もちろん、この note でも書いていくので、読んで貰えば大丈夫です😎
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