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Google Search Labs / 生成 AI 導入 利用規約のポイント

※ この記事は、2023年9月3日時点での情報を元の書いています。

もう Search Labs はお使いですか!?

↑の画像にもあるように、

Search Labs は、2023年8月30日から日本でも試験的に利用できるようになりました!

いわゆる、AI を利用した新しい検索体験ができます!

始め方

パソコンで Chrome ブラウザ を利用されている方は、右上に、フラスコのアイコンがあれば、使用できます!

ただし、(規定)

  • 18 歳以上であること。

  • 個人の Google アカウント( gmail.com )

という条件があるので、まだ、Google Workspace アカウントは使用できません!

まずは、一般で使用したい人だけが使って、試験運転!という感じだからですかね!?
また、必然的に、Google for Education のアカウントでは使用できません。

オンの仕方

アイコンがある方は、それをクリックすると、次のようになります。

SGE を有効にすると、検索時に表示されることがあります

という部分をオンにします!
すると、同意が求められます。

この時、基本となる規約は、下記のリンクです。

ちょっと話がそれますが、

生成 AI の利用規約のポイント

生成 AI を利用する時には、当該サービス内で入力データがどのように扱われることになっているのか、特に法的リスク(特に個人情報保護法と機密情報関係)をよく確認する必要があります。

法的リスク等

入力データが生成AIサービスの学習に利用されるようなものほど、リスクが高くなります。
ちなみに、現在の ChatGPT や Google Bard は、このオンオフをすることが可能になっています。

また、同意がなければ閲覧対象にもならないようなものに、OpenAI の GPT API や Google Cloud の PaLM API もあり、これは、一番リスクが低い代わりに、使用には API 利用の専門的な知識が必要だったりします。

これらは、

利用規約を読むことでしか確認できません。

また、入力する内容や(何まで入力して良いか)、生成したもの(生成したテキストや画像等)の扱いについてもよく確認する必要があります。

まとめると、

1. データ入力注意事項
- 法的制限: 第三者の著作権、登録商標、著名人の顔写真・指名
- 個人・機密情報: 個人情報、他者または自組織からの機密情報

2. 生成物利用注意事項
- 法的リスク: 内容の虚偽、権利侵害(著作権、商標権、名誉毀損等)
- 使用制限: 商用利用不可、著作権発生不確実性
- ポリシー遵守: 生成AIの使用ガイドライン注意

という感じでしょうか。

利用規約って、ちゃんと読みますか??

なかなか読まないですよね、正直😓笑
でも、 生成 AI を利用していく上では確認必須です!

この機能は、Google Cloud の基盤モデルがベースとなっているので、↓の記事で書かれていることと、基本的には同じような感じになっています。

SGE: 生成 AI による新しい検索体験のための規約

SGE: 生成 AI による新しい検索体験
最終更新日: 2023年6月27日
SGE をオンにすると、 Google 検索で新しい生成AIを体験できるようになります。 Google のプライバシーポリシーに記載されているとおり、 SGE を操作すると、 Google は、お客様のプロダクト使用状況、 クエリ、 位置情報に関するデータを収集し、 Google のプロダクトやサービス、 機械学習テクノロジーの提供、改善、開発のためにこのデータを活用します。 このデータの一部は、お客様の Google アカウントに紐づかない形式で保存され、品質向上とプロダクトの改善のため、人間のレビュアーによって確認、 処理、 アノテーションされることがあります。 SGE はいつでもオフにできます。
ウェブとアプリのアクティビティを有効にすると、SGE の操作の一部がマイアク ティビティに保存されます。 ウェブとアプリのアクティビティが有効になってい ない場合でも、 コンテキストに基づいたエクスペリエンスを提供するため、 最長 24時間分の会話型クエリが保存されます。
生成 AI は試験運用中の技術であり、 情報提供のみを目的としています。 品質、精度、可用性は変動する可能性があります。 生成 AI の回答を医療、法律、財務、その他の専門分野において使用しないでください。 SGE のご利用にあたり、 Google 利用規約および生成 AI の追加利用規約を遵守することに同意いただいたものとみ なします。

SGE: 生成 AI による新しい検索体験 利用規約

まず大事なのは、

SGE をオンにすると、 Google 検索で新しい生成AIを体験できるようになります。 Google のプライバシーポリシーに記載されているとおり、 SGE を操作すると、 Google は、お客様のプロダクト使用状況、 クエリ、 位置情報に関するデータを収集し、 Google のプロダクトやサービス、 機械学習テクノロジーの提供、改善、開発のためにこのデータを活用します。

SGE: 生成 AI による新しい検索体験 利用規約

という部分です!
要は、

使用状況やクエリ(検索したキーワードのこと)、位置情報などを学習に使いますね!

ということが書かれています。
試験運用のツールなので、そりゃそうですよね!😉

会話は見られる

次に大事なのは、この部分です。

このデータの一部は、お客様の Google アカウントに紐づかない形式で保存され、品質向上とプロダクトの改善のため、人間のレビュアーによって確認、 処理、 アノテーションされることがあります。

SGE: 生成 AI による新しい検索体験 利用規約

と書かれている通り、Google のレビュアーによって確認されることがあるということですね!😯

先ほど、API の話でも触れましたが、API 利用の場合は、これは同意がないと行われないです。

最長24時間保存される

最後に大事なのは、

ウェブとアプリのアクティビティが有効になってい ない場合でも、 コンテキストに基づいたエクスペリエンスを提供するため、 最長 24時間分の会話型クエリが保存されます。

SGE: 生成 AI による新しい検索体験 利用規約

という部分ですね!

マイアクティビティというのは、Google のサービスの利用履歴を制御するものです。

ここに保存もされるし、自分のデータと紐づかない形でデータでも保存されることになります。

使い方

同意をすると、開始できます!

例を見る

をクリックすると、任意のクエリで検索をかけて、デモを見せてくれます。

左下にある

追加で聞く

をクリックしてみると、、

さらに追加のテキスト生成をしてくれて、ソースのリンクもつけてくれます!
Bing に近いですね。

Google の考え方

Windows の Bing と違うところは、Google が掲げている

大胆かつ責任ある AI への共同の取り組み

https://japan.googleblog.com/2023/07/ai.html

にあると思います。冒頭にある

Google は、主要 AI 企業と協力し、人工知能の開発における責任ある実践に向けた共同の取り組みに参加します。

大胆かつ責任ある AI への共同の取り組み

のように、責任ある AI という言葉によって、GenAI の追加利用規約 も作られています。

この GenAI には、使用禁止に関するポリシーも定義されています。

こういうところも考慮して、18歳以上に制限をしているのかな?🧐

また、こちらは Bard のヘルプですけどとても丁寧に書かれているので、これを読んでも、生成 AI に対する Google の考え方を感じることができると思います。

さて、本題に戻ります!!!

同意も例を見るも終われば、もうあとは何もすることはありません!

AI による概要を生成しますか?

を はい にしてみると…

生成してくれましたね!!

Google の 生成 AI への取り組み

また、この2023年8月は Google Cloud の生成AI に関する動きがとても大きかったですね!

というのも、

で発表された通り、Bard の基盤となっている PaLM 2 が日本語対応しました。

これに合わせて、無料で生成 AI に関するトレーニングができるものも公開されました。

また、こちらで生成 AI の使い方について学ぶこともできます。

ここで使用を体験できるのは、Vertex AI , Generative AI Studio というもので、詳しくは上記のリンクから勉強すれば良いと思うんですけど。

PaLM 2 API を使った開発ができるようになっています。

OpenAI も GPT4 を無制限に使える Enterprise を発表しましたが、

生成 AI 関係は、まだまだ発展が続いていきそうですね!

また、Duet AI も Workspace アカウント への提供が始まったり、Google の生成 AI がとても注目されていますね!!


最近の活動的には、

都内の学校へ授業を行っていますが、生成 AI 関係( Google が18歳以上のため、ChatGPT になってしまうのですが)を扱って授業実践もさせていただいています!!!😎

子どもたちがこういうものを使いこなしていく世界線は、豊かな社会を作っていく上では、とても大事だと思うんですよね。

もちろん、任意の部分も一定の割合で残りつつだと思うんですけど。

コストや生産性、品質の部分で、大きな差になってしまう気がします。

また、こちらのグループでも、いろいろ解説をしています!🚀
(教育関係者限定の非公開グループなので、教育委員会、学校の先生しか入れないのですが…)

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また、次のイベントにも登壇する予定です!

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何かと0から1を作るのは大変だと思います。学校はどこも似たような問題課題に対応していると思います。それなのに、先生って自分だけで頑張ろうとするんですよね。ボクの資料やnoteが1になって、学校ごとの現状に合わせてカスタムしていただければと思います‼️