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三つのこころのお話

ありがとうございます。
やぎです。

自分は製造業の事務員をしていたことがあります。
中間管理職だったので、
会社のルール伝達と
作業者の反発によく挟まれました。

自分も
「会社の価値の押し付けでないかな?」
「プラスで上司の価値観も足した?」
と思うことがありました。

なので、
どこかのセミナーで聞いた
「三つのこころ」の話を
会社側にレビューしたことがあります。

三つのこころ

可変のこころ
コーチングで変えることが出来る部分。
作業方法やオペレーションは
手順書、OJTで教えられます。

難変のこころ
育った環境から影響を受けた部分で
なかなか変えられません。

不変のこころ
その人の気質、性格で変えられません。

会社レビューの時は、
特に質疑もなく「シーン」として
終わった気がします。


会社ルール抜粋

①モノを作るための手順
②サービスを提供するための手順
コーチングで覚えてもらう部分です。
ですが、
手順が多すぎる。
(手順を作った人&その上役の個人的価値観、
取引先の厳しい基準とか原因かな⁈)
作業者からは手順だらけで不効率とのこと。
管理者と作業者の言い争いも多かった。

③定型でのあいさつ、声量の指定
もの静かな人は苦痛でしょう。
その他も不評。
ほぼ反発されました。

④就業前体操の強制
仕事前に体を起こし災害を防止するとのこと。
これ、労働時間になりますからね!

⑤通勤の服装指定
短パンNG、スカートNG、皮ジャンも?
転倒リスクの考慮ですが、ん~意味不明!!
見た目に文句言ってるよね??

⑥髪染めNG、マニキュアNG、ヒゲNG
日本でよく気にされる見た目。
(飲食店では、食品衛生上で必要かも)
現代では個性の部分でゆるくはなってきてます。
どうしても必要であれば、必要性の理解説明を。


個人的な所感

ちなみに、私の勤めていた会社
常時10名程度の長欠者がいました。
(500名規模の会社でした)
兼務の産業衛生スタッフでしたが、
よく面談しました。

人間関係の理由が多かった。
基をたどっていくと、
みんな(罹患者も、加害者も)
作業にイライラしてました。
だって、
「可変のこころ」からやる事が多い。
さらに、
「難変のこころ」「不変のこころ」にまで
対応が及んでる。

経営者のみなさんへ

取引先の厳しい基準、
要求があると思います。

経営陣から指示伝達。
管理者層でよくわからない価値の増幅。
ルールがいっぱいになって作業者へ。

会社が良かれと判断したルールが
従業員の不変のこころまで及んでます。

取引先や市場の要求とで大変だと思います。
ですが、いろいろなことの均衡をとって
頑張ってください。
助けてあげられるのは経営者だけですから。

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