素敵カッコ可愛いカレン・ギランの頑張ってる姿が見たい!「ガンパウダー・ミルクシェイク」見た
Gunpowder Milkshake / 2021年製作の映画
鑑賞:2022.9.28 記事公開:2023.5.11
監督・脚本:ナヴォット・パプシャド
メインビジュアルにミシェル・ヨーが立ってる時点で面白そうな予感しか無い。
余程の勝算が無ければわざわざキャスティングしないだろう。というところで、何かしら譲れない強いこだわりを感じるので見ようとは思ってたけど、劇場はタイミングが合わず今鑑賞。
映画は思っていたよりも面白かった。アクション中心ではあるけど、リアリズム・迫力よりはロマンチック優先なアクション・コンセプトだろうか。珍しい手触りだった気がする。ガチのアクション好きには物足りないかも。
背が高くて頭が小さくて童顔気味なカレン・ギランにアクションをやらせたい!という欲望はよくわかる。佇まいが絵になるしコメディエンヌな魅力もうまく
「世界観はジョン・ウィック系で女性活躍を楽しく」みたいなコンセプトかと思う。
キャスティングはみんな良かった。舞台が図書館なのもいい。ジョン・ウィックでもやってたけど、世の中で一番静かにしなきゃいけない場所はやっぱり騒ぎがいのある場所なんだろう。
コメディ寄りだけど殺し屋アクションなので人は死ぬ。あまり他では見れない種類の殺しを笑いにする不謹慎さが面白かった。「狂気ガスで笑いながら死ぬ」みたいな。カレン・ギランの存在が不謹慎さを緩和しているように見える。あれがミラ・ジョヴォヴィッチだったら、なんか嫌な感じになったんじゃ無いかな。
殺し屋アクションをやりたいけどそこは飽和状態なのでコメディ色を出して差別化しよう、というコンセプトが変な方向でまとまった感じ。
お話も切実さを感じるところもあって良かった。
監督は欧米圏出身者では無いかもしれない。ハリウッドテイストから外れる印象はちょっとあった。
ミシェルヨーのアイパッチを見れただけでもお釣りが来る。
続編はあるかわからないけど、作るのならぜひ見たい。