とにかく楽しそうな雰囲気しかないのに、頑張るみんなの人間讃歌でもある「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」見た
Everything Everywhere All at Once / 2022年製作の映画
鑑賞:2023.3.5 記事公開:2023.3.6
監督・脚本:ダン・クワン、ダニエル・シャイナート
スイスアーミーマンの監督がミシェル・ヨーを主婦役でキャスティングして、マルチバースをやると聞いた時点で期待せざるを得ない。
何年待ったことか公開日が決まったら意外と早い上映。A24制作でミシェル・ヨー主演なのに(失礼ながら)IMAXでの上映!
チケットが取れたので、夜遅いけど見てきた。
期待していたものをちゃんと見せてくれて尚且つおもしろネタの密度も高く濃密で、何より観客を楽しませようとあらゆる手段を使って徹底的にやり切っていただきました。ありがとうございました。
この監督とミシェル・ヨーがこのユニバースに同時に存在していないと成立しないであろうことを考えると、個性的にも程がある作品。類似の作品を作ることが不可能なオリジナリティ。
チャン・ツィイーがキャスティングされてても見たいけど請求書の山の前でこの悲壮感は出ないだろうとも思う。
映画はもっとグチャグチャでやりっぱなしで終わるかと思ったら、人生って大変だよね、仕事も子育ても家庭を維持するのも、すんごく大変だよね。っていう芯があって、ちゃんとまとまってて思っていた以上に面白かった。
旦那さんのキー・ホイ・クァンも魅力的で笑わせてもらえたし、娘のステファニー・スーさんも訳わかんない役だけどちゃんとそういうう人(人?)に見えて良かった。今作は周囲の人まで細かくネタが仕込んであってそれがいちいち楽しいのでみんな好きになっちゃうほど魅力的でよかった。
個人的にはアライグマはやはり良かった。カンフーの師匠がなぜか白髪のおかっぱ女性なのかは気になる。ネタ元は何だろう。
サプライズがいくつか。あの人ジェイミー・リー・カーティスだったんだ。わかんなかったよ。
そしておじいちゃん役の俳優さん、ゴーストハンターズのローハンじゃないですか。マジか。
結構情報が多いので配信がきたらまた見たい。というかブルーレイが欲しい。
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