こんな日が来るとは!まさかの続編に嬉しさいっぱい、懐かしさに涙の「ビートルジュースビートルジュース」見た
Beetlejuice Beetlejuice/Beetlejuice 2 / 2024
鑑賞:2024.9.27、記事公開:2024.9.27
監督:ティム・バートン、脚本:マイク・ヴカディノビッチ
あっという間に公開日が来てしまった。予習は間に合わなかったけど、去年あたりに1回見てるから大丈夫かな。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
映画は大変楽しかった。
過去作をなぞって、人気なキャラクターをそれっぽく活躍させてお茶を濁されることを覚悟してた。そんな思惑は裏切られて、当時楽しかったわけはわからないけど次々と楽しい地獄遊園地を、現代版にアップグレード。面白いアイデアに驚いている間に次の驚きが来るという楽しさに溢れてた。
ティムバートンの新キャティング
まさかまたお目にかかれるとは思ってなかった、ウィノナ・ライダー・リディア、マイケル・キートン・ジュース。
ウェノナ・ライダーは出ずっぱりでやることも多くて大変そう。とにかく元気そうで何より。つい当時の面影を求めてしまうけど、最後にはちゃんとお母さんでしっくり。
バードマンで奇跡のカムバック。話題作にも呼ばれるようになったマイケル・キートン。続編ができたのもバードマンのおかげか。ありがとうアレハンドロイリニャトゥ。そしておかえりビートルジュース。メイクも相まって変わった感じがしない、当時のイメージのまんまだよ。
そして、今作実現のもう一方の要因。ジョナオルテガのバートン作品内での座りの良さ。ドラマ「ウェンズディ」を見た時誰もが思った「リディアが帰ってきた」感。クリスティーナリッチでもいいはずだけど、やはりティム・バートン作品なのでしょうがない。そのまま今作で実現してしまった。ジョナオルテガパワーが凄い。どんどん綺麗になっていくんだろうからこの面影は今のうちにたくさん残しておいて欲しい。
セクシー担当がセクシーオブザセクシーのモニカベルッチに。何があったのかはわかんないけど、世界中の素敵な女性が集まるであろうハリウッドで長年セクシーで君臨してきたワールドクラスのセクシーが、死体ばっかりいじってる暗いオタク少年の見本みたいな男性と仲良くなるなんて。人生何があるかわからない。
そんなベルッチがリアルコープスブライドでやたらと楽しそう。こっちもついつい楽しくなってくる。
もう一方のベテランご新規ウィリアムデフォーも楽しそうだった。最近見る映画の2本に1本はデフォーが出てる気がする。人気者だね。一緒に出てたコーヒーの女の子も可愛くて良かった。あれ何のパロディなんだろう。刑事ドラマかな。ベテランと言えば冒頭がダニー・デヴィート。ダニー・デヴィートってたら縮んだりしていきなり面白い。
今作では多分悪役のローリー役セローさんもかっちりお仕事されていて良かった。葬式の日にプロポーズという間が悪いを通り越して意味がわからない展開はピカイチだった。
スイートな男の子も刹那キャラから極悪非道へが華麗にキマッてた。出番は少ないけど重要な役をきっちりとこなしてた感。
ジーナ・デイヴィスとアレック・ボールドウィンが出てないのは、寂しいけどそこはしょうがない。
もちろんダニー・エルフマンも参加
ハリーベラフォンての歌が癖になって、サントラを買って何度も聞いた前作同様、今回もダニーエルフマン。ただオープニングとクレジットは前作の曲が使われてたけど、劇中はそれほど前には出てこなくて、しばらく気にしてなかったけど、ダニー・エルフマン芸風変えたのかな?
楽しい脚本
展開は何でもありっちゃ何でしかもやけにキャラクターの多い中、上手いこと意外な流れを繋いで楽しく作った感じ。テンポが良くて前作のヤツだとか思う間も無く次々と楽しい。
ソウルトレインは渾身の一発ネタをやり切ってる感が良かった。よくわかんないけど、ダジャレ以上の意味は無いよね多分。
今回は脚本が良かったんじゃ無いだろうか。内容盛りだくさんで肝心のビートルズジュースがいまいち印象が薄い気がするけど、あんな感じだった気もするし。目まぐるしい不思議ワールドで、ダジャレっぽいオモシロを浴びつつ、世間では隅っこっ子が受け入れられて居場所を見つける、という前作の真ん中にある魅力をちゃんと捉えた内容だったと思う。そこを踏まえてたくさんの新規な遊びネタも盛り込まれてて、続編としては高品質な作りだったんじゃ無いかな。
そういえば「人間界に進出したい」みたいな煽りがあったような気がしたけど、あったっけ?結婚したかっただけのような。