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ガチSF作家円城塔が参加しているネトフリゴジラアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」見た

Godzilla Singular Point 2021
13エピソード/各24分くらい
鑑賞:2021.8.10 記事公開:2024.11.13
監督:高橋敦史 シリーズ構成・脚本:円城塔

 円城塔が企画に参加してるので一、二話みてみたら面白かった。野蛮な恐竜感とこだわりのサイエンスアプローチ。ゴジラリスペクトなスタイルとしての昭和感。を自己満足ではなくちゃんと現代アニメ作品としての落とし込み。作家の意気込みが伝わる一品。怪獣惑星が合わなかったからアニメゴジラは懲りてたけど、これはタマラン。一旦終わるまで待って一気に鑑賞。
ボンズはいけてる系?とオレンジ制作らしい。オレンジはCGが得意な制作会社かな?

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 ちゃんとがっちりSF設定を盛り込んでてその部分はさっぱりわからなかったけど、面白かった。

 ゴジラ色よりSF色が濃厚なくらい。これはこれでよかった。ガジェットから見るに古い特撮の浪漫を現代風にやりきろう、という風に見えた。
 最先端すぎて狂人として扱われる天才科学者、作り込まれた架空の科学理論なんかがとても楽しくてワクワクする。
 自分にあまりにも科学的な知識がなくチンプンカンプンだったのは残念。それでも、おそらくアップされている有志による解説・検証のサイトや動画をめぐって回るのが楽しみ。せっかくここまでやりきったコンテンツ、まだしばらく味わえそうで嬉しい。

 作りは結構密度が高くて、3つから4つのシチューエーションが同時に進んでたりしてやることもたくさん。情報も多いし良くこれだけ詰め込んで、わけわかんなくならないもんだ。なんかコツでもあるのだろうか?
 もうちょいじっくり見せたいところもあったかも。それでもテンポの良さが優先されててエンタメだしこれはこれで正解だったか。

  通しで見ると長いけど後半になるにつれて盛り上がり止め時がなかった。あっという間の13話。
 続編が楽しみすぎる。ネトフリは脚本開発に時間をかけるらしい。円城先生には体に気をつけて頑張って頂きたい。

シリーズ構成・脚本で参加しているSF作家円城塔による小説版!


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