6年待った!ようやくザジー・ビーツのドミノに会えるぞ!「デッドプール&ウルヴァリン」見た
Deadpool 3/Deadpool & Wolverine / 2024
鑑賞:2024.7.26、記事公開:2024.7.27
監督:ショーン・レヴィ 脚本:ゼブ・ウェルス
グルーを見ようかと思ったけどIMAXはデッドプールが占拠状態だったので先にこれを。
ようやくドミノが出演する新作が見れる。自信家なのに気さくでキュートなドミノの笑顔をまた見れるなんて。待たされたけどその分喜びもひとしお。
映画はいつドミノが出るのかと思っていたら終わってしまった。ひどい。こんな期待外れな映画は見たことがない。
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今までとはちょっと違う
デッドプールの方はなんか変だなと思ったら監督変わってた。
前二作はとにかく最先端の超絶アクションシーンを魅せてやるぜ、という意気込みに溢れた作りが好印象。デッドプールは「予算はあんまり無いから全部アクションに充てよう。あとはライアンが面白くしてくれるさ」な作品だと思ってた。今作はウルバリンのエモーション演出要員かディズニーからヒューマンコメディ出身のショーンさんが監督で登場。そうならそうと言ってよー。と思った。
見所?
見どころは散々ネタにしてきたいよいよ登場のウルバリンさんか。一作目の予算の無さを思い返し、とうとうヒュー・ジャックマンを動かせるとこまで来たかと感慨深い。ただX-MENにあまり思い入れがないのであのウルバリンがしかも黄色のスーツでと言われても「そうですか」というようなテンション。さらに話がアース10005とか出てきて話を追いかけるのが面倒くさくなってしまった。マルチバースだと何があってもどうとでもなるので集中力が続かなくなっちゃう。ストーリーが一番の売り映画ではないけど、ちゃんとグッとくる要素を軸にストーリーを組み立てるのもデッドプールの魅力なので残念といえば残念。いつもなら「中年の危機」みたいなのを軸に展開してむちゃくちゃやっても、最後はいつの間にか「中年の危機を克服する」に着地するアクロバットを見せてくれたんだけど、今回は「中年の危機」は前振りで、ウルバリンLoveが主題になってた。
新ジャンル「カメオ出演映画」!
じゃあ何が楽しかったかというと、乱れ飛ぶキャスティングとキャラクター。
ただの嫌な上司的な立ち位置かと思ったら、ハンサムな割に多種多様な嫌な感じをこれでもかと繰り出してくるパラドックス役のマシュー・マクファディンさんが芸達者で面白かった。喋り方とか表情とかがくるくると変わって凄い。こんな面白い人が今までどこに?
あんまり世界観に合わないモデルのような美人のカサンドラ役エマ・コリンさんも存在感とビジュアルが異質で個性があって良かった。人の頭の中に指を入れてグニグニするシーンも怖気持ち悪くて面白かった。ありそうでなかった絵面で大変良い。最後のあれは何してるのかよくわかなくて残念だった。スーサイドスクワットエンチャントレスのアレが一瞬……
虚無に入ってからはサプライズキャスティングが目白押しで理解が追いつかず、エンドクレジットも早すぎて確認が追いつけなかった。びっくりしたのはブレイド役のウェズリー・スナイプス。ブレイドは出ればいいと思うけど、まさか本人とは。チャニング・テイタムも何やってんの?よく知らないけど、どっかであれ(ガンビット)やってたのかな?元をよく知らないのに訛りがキツイとかどういうギャグなのか。マーベル初参戦があれでいいのか?
クリス・エヴァンスはいいとして、ヘンリー・カヴィル出てなかった?それくらいの人じゃないと成立しないギャグだと思うんだけど。
デットプールたちはどれも面白かった。女デットプール顔見せてなかったけどよく受けてくれたなと思ったら美人で勿体無いと思ったらライアン・レイノルズの奥さんだった。嫁かいっ。っていうか、いちいちネタが何重にもなってるのが相変わらず凄い。
恋人役のモリーナ・バッカリンさんはちょっと歳をとった感じもするけど相変わらず超絶美人でご尊顔を拝見で来て良かった。そして、いつもの面々が集まって、いつものデッドプールが始まるのかと思ったら、今回はあんまり出番がなくて残念。ウィーゼルのしつこいおとぼけもなし。ドミノ役のザジー・ビーツも存在すら触れられず。ジョーカー出演でギャラが上がったのかな。でもチャニング・テイタム代を払うならそれを削ってザジー・ビーツでもいいのに。2でファミリーになってあんなに感動したのに。
でも次はきっとあのノリが帰ってくるに違いない。
今回のメタいじりは制作会社
虚無のMADMAXイジりはどれくらい冗談だったのかわかんないけど、あれはあれでいいのかな?
制作会社買収絡みのネタが多い。FOXのロゴが朽ち果てているのは笑った。
残念なところはアクションが物足りなかったところ。特にvsデッドプール軍団シーンはもうちょっと見やすくならなかったのかと悔やまれる。アクションに関しては前2作が凄過ぎた可能性もある。
ノリや楽しみ方みたいのは前2作に見劣りするところはなく、いつもの楽しいデッドプールで(ドミノが出なかったこと以外は)満足な作品だった。
予告編編
キャプテンアメリカの新作も予告で来てた。けど、どうする?もうドラマからなんて無理だし、いよいよマーベル本体から離脱か。でも、大統領選に合わせて大統領役でハリソン・フォード充ててきた。あと何本ハリソン・フォードをスクリーンで見れるか考えると見ない手はない気もする。という手で通い続けさせられたマーベル。いつも踊らされている気がする。いや「マーベルズ」をすでに見てない。ご時世的には、ご当地アメリカが今こそシビルウォーな感じになっているので、もう一発強いネタが欲しかった。
エイリアンは凄く面白そうだった。監督は密室もので実績のある『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレスさん。そう来たか。まさに適任。雰囲気は原点回帰というか、密室ホラーテイストで絵面もホラー演出もいい感じ。せっかくだしシリーズを予習して存分に楽しみたい感じだった。
新リアルCGライオンキングは監督がバリー・ジェンキンスでビビった。絶対見たいけど、あれは何だ?リメイク?続編?