トム・ハーディ主演なら見るしかない!シリーズ3作目で最後っぽい「ヴェノム:ザ・ラストダンス」見た
Venom: The Last Dance / 2024
鑑賞:2024.11.1、記事公開:2024.11.3
監督・脚本:ケリー・マーセル
グニュグニョCGとトム・ハーディの男っぷりと何よりエディとヴェノムの仲良しっぷりが楽しみなヴェノムシリーズ。特にあのネバネバ物体の気持ち良さは他では味わえない。予習は間に合わなかったけど、ファーストデイだし席もとれたしIMAXへGO!
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ネタバレアリ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
よ、久しぶり
前作の最後は覚えてないけど、あい変わらずな二人のやり取りにすぐにヴェノムの世界へ。
今作の悪役はとにかく悪くて「暴れてたらシンビオートたちに裏切りにあって閉じ込められた。頑張ってもうちょいで出られそうなので、出たら世界を滅ぼしたい」という一周回って極めて頭の悪い感じになってて大変良かった。潔くシンプルに理由も何も無い“ただぶっ壊す”みたいな、思春期の少年がトキメク感じ。めちゃくちゃ暴れてものが壊れる映像が見たいだけだから、めんどくさいのが無くてとても助かる。
お話の筋は「何かが襲ってくるので逃げろ」とコチラも面倒な設定はなし。もちろんすぐに追いつかれて戦いに。一番の見どころである戦闘シーンは結構多かったと思う。軍の特殊部隊が、ヘリコプターに吊り下げられたまま襲ってきたりして、ちょっと斬新だった。(あれ、前の人に鉄砲当たったりしないのかな。)流れる水中でのバトルも面白かった。次々動物に取り憑いたりも。
見どころはどこだ。
アクションシーンは全体的にシーン数も多くて、動きまわる人も多いので、見応えがあった。何をしているのかさっぱりかわらないけど、わかったら面白くなるというんでもないと思うのでそれはそんなに気にならなかった。
シンビオート軍団が次々と現れて立ち向かう流れはアツかった。
新キャストあり!
今回は美人博士が二人も!こりゃどっちかが、マッドサイエンティストでシンビオートに感染して襲いかかってくるやつだなと期待したけど、最後までいい人だった。
軍人さんはなんでもこなせるキウェテル・イジョフォーさん。この人こそ合体したら話が早そうなのにそういうわけでもなかった。けど実直な感じが魅力的。
残念な部分はしょうがない
あんまり細かいことをつつくタイプの作品でもないし、いいっちゃいいんだけど備忘録的に。
疑問1.エディってシンビオートと共存できる貴重な人だからヴェノムが成立してるんじゃなかったっけ?初回はそれが主題だったのでは?
疑問2.地球にあんなにシンビオートいたの?だったら他の惑星にも、結晶持った個体いそうじゃない?
疑問3.小さい切片でもヴェノムになれるっぽいけど、死ななきゃダメだったのか?
疑問4.最悪のヴィランみたいな、悪者が主役というのが特徴だったような。
他にマルチバースは?ヒロインは?などなど疑問は尽きないけど。コミックでの流れはこうなのかな?
自由の女神で締める最後の流れは、ヴェノムを移民に例えた比喩なのだろうか。
なんだかんだと楽しかった一作目から元ネタもわからずついてきたけど、最後となると感慨深い。食傷気味だったヒーローものとして目新しいところも多く、何よりバディ者としても楽しかったので、最後となるとちょっと寂しい。シリーズは続いたとしてもエディ・ハーディは終わりなんじゃないかな。世界とか救わなくていいから、「街のチンピラを食べる日々」みたいなのだけで一本見たかった。