お金持ちは死なせてくれない?!死と終活
死と言うと暗いイメージがありますが、実際は暗いものではないのに、私達にはネガティヴな概念がどこかにある。
ただ、いろんな死に方があるので、仕方がない。
人は死ぬ時期も死に方も自分で選ぶと言われます。
完全にピッタリかどうかは分かりませんが。
兄は学生の頃から、自分は早死にする!とよく言ってまして、本当に早く逝ってしまったのです。
以前父と兄の事を書いたことがありました。
父は亡くなる年の前年、自分が死んだ後のことを考え、終活の為身辺整理をしていた。
入院し弱ってた父、
医者から
「胃ろう手術どうしますか?」と私達は言われ、
長男兄に「兄が看るんだから決めていいよ」と姉と次男兄と私は言い、
そして胃ろうせず老衰で静かに逝った。
当時、職場の人に父の胃ろうの選択の話をしたら、
その人の母は胃ろう手術をし、何年間か生かされたと、
「姉と妹が交代で何年間か看取ってね、本人達は満足したんじゃないのかな、でもね、当の母はどうだったか知らないよ、胃ろうってハッキリ言って残された家族のエゴだと思うしね」
私「そうですかー、うちはお金も無く、面倒見るのも大変だから、早く逝かしてあげるという判断で静かに逝きました」
生前頑固で亭主関白な父は、男尊女卑の名残りなのか、少し母を見下してるところがあったが、
亡くなる前は、母の介護に感謝していた。
母「父ちゃんはね”有難う御座います”って頭下げるんだよね、”そんな事言わなくてていいよ” というんだけどね」
と笑いながら話していた。
家族の為身をこなし働きづくめで、自分にも家族にも厳しいながらも、影に隠れた愛情深い父を、母も私達兄弟も、父は常に正しい!と最後迄尊敬していた。
情感豊かな次男兄は、一番父との別れに嘆いていたが、
その4年後に兄は脳幹出血で手の施しようがなく、2日であちらに行った。
「かなり苦しんでたから、早く逝って良かったよ、大好きな父の所に行けて良かったね」と姉と私はポジティブに捉えた。
人の死に方は様々、その時の状況に対する思いも様々。
状況にもよって思う事は、人それぞれ天と地の差があるかもしれない。
誰かが亡くなった時、執着心は手放していかなければならない事は誰でも分かっている。
人は皆、生まれる前からの約束事、この世での目的、使命を終えたら自分の里に帰る。
生きるのが辛いからと自殺するのはよくない、と言われる。
なぜかと言うと、苦しみを乗り越えなかったら、また魂の学びを繰り返さなければならない。
若い人は知らないけれど、昔の丹波哲郎の大霊界の話はグロかった。
あの当時はあちらの世界に対する魂の学びが、今より浅く考え方が暗かったのだと思う。
丹波さん曰く、”自殺をしたら二度と地獄から戻ってこれない” と言う話は、当時自殺願望のあった自分にはとても恐怖だった。
しかし、あとで別の方や本から、自殺も生まれ変わる、ただ前世のな残りで、苦しい人生になりうる、それを今世では乗り越える事。
それでか、あの時自分が苦しかったのは自死の過去性があったのかもしれないと思ったものです。
丹波さんが言うように、厳しくないと人生を蔑ろにし、全う出来なくなるので、言う必要があったのだ。
心に残った教訓本。
この本は絶版本、女性が子宮癌?か、亡くなる寸前で、あちらの世界を垣間見、ガイドに死後の世界を案内され悟り、生還し書いた本でとても感動した。今では中古本で高く売られている。
スウェーデンボルグの本は図書館で1.2.3を借り、読んでいたら、2番目の娘が一歳の時、霊的現象を起こし、ヤバイ!と思い直ぐ返却した。
私が引き寄せちゃったのかな、それくらい強烈な本。
シルバーパーチの本もなかなか面白い教訓の本、何冊もあって全く読みきれてない。
最近販売されてる並木さんの終活の本はシンプルで分かり易い。
うんうんとうなづきながら読めてしまいます。