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【発見】吃音者がプレゼンの練習をめちゃめちゃ練習して臨んだ結果

今日、社内プレゼンがありました。一定期間における改善の効果についての発表で、私は発表者でした。

noteの中でも何回も言っていますが、私は吃音持ちです。吃音のことがわからないひとはこちらをご覧ください。


昨日のnoteで、プレゼンの失敗を吃音のせいにしたくないと書きました。なので昨日は、その通り家でめちゃめちゃ練習しました。スライドを見なくても全てのセリフを言えるくらい練習しました。

当日の朝も家で練習して、台詞は完璧でした。

ここまで練習すれば普通に喋ることができる人なら、そこまで緊張せずに行けると思います。

しかし、吃音者である私の頭の中には3つの不安(壁)がよぎっていました。その不安については後ほど、、、

そして臨んだ報告会。私の順番は4番目でしたが不思議と緊張していませんでした。おそらく練習量から来る自信でしょう。

そして、3人目の発表が終わり私の番。

よし。と席を立ち、演台へ向かいました。

ここで第一の壁が立ちはだかります。それは

自己紹介です。

発表前の決まり文句である

「それでは、これより〇〇課の(名前)が発表させていただきます。」

これがまじで緊張する。だって、普通の人はこんなところで言葉が出てこなくなる訳がないと思い込んでるからです。

私は緊張しながらも最初の言葉を発し、プレゼンがスタートしました。

「はい。それでは、〇〇課の活動報告を、、、えー、行います。わたくし、えーーーー、(名前)と申します。お願いします。」 

(わー、どもったー!)

と心の中で、叫びました。

しかし、これより先は、死ぬほど練習したところ。落ち着いて自信をもって話そうと思いました。
そしてここで練習の成果が出ます。

めちゃくちゃ落ち着いて説明できたのです。

しかしホッとしたのも束の間、

第二の壁「苦手な文章」がやってきます。それは、、

「競合との比較」

これのどこが読みにくいか全くわからないと思いますが、

○○の××という文章の時、私は、怖さから ”の” で一旦切ってしまう癖があります。そのあとの比較の ”ひ” が言葉に出せない確率が非常に高いです。

そこで私が取った行動は、大きな声で流れで続けるということでした。
すると、

きょうごうとのひかく」

と、どもらずに言うことができました!!

心の中で(よし!乗り切った!)と思うと急に自身が沸いてきて、

相手の顔色を伺いながら、話す余裕まで出てきたのです。

話も終盤に差し掛かり、自分ではこれまでにないほど上手く説明できていると少し安堵していました。

しかし、最後に待ち受けるは第3の壁、締めの言葉である

「ご清聴ありがとうございました。」

という言葉。吃音じゃない人は信じられないと思いますが、これが壁なのです。

そして、、、

(あ、やべ、これどもるわ)と感じ、咄嗟に

「以上です。・・・ありがとうございました。」

何とか言い換えることで乗り切りました。

個人的には内容もしっかり伝えられたし、良かったと思いました。

しかし、発表の会場から事務所に戻ると、

「お疲れ様(笑)めちゃめちゃ緊張してたじゃん(笑)」

「最初めちゃめちゃ緊張してたね(笑)」と

内容のことよりも先に緊張してたことを言われ少し悲しくなりました。

(あーやっぱそうみえるんだよねー。でもね発表自体に対して緊張してた訳じゃなくて、吃音に対して緊張してたんだよー(泣)。頭の中では、すらすら言えてるんだよー。)と

自分ではよかったと思ったのに、他人の評価と相まって、なんとも言えない気持ちになりました。

(あーやっぱ普通に話せないんかなー)

と本気で悲しくなりました。

自分を認めてあげなければいけない気持ちは痛いほどわかってるのに
現実を見ると、どこか認めてあげられない自分がいました。

ただ、今回の発表で分かったこと(あくまでも自分の場合)は

①自信がつくまで準備すれば、プレゼンの内容自体は普通に発表できる

②決まり文句はやっぱりどもりがち

③もやもやしたら筋トレにぶつけたくなる

今回の報告会は中間発表だったので本発表(9月)が来るのが正直怖いですが。発表のことは9月になったらまた考えます。






 




サポートして頂いた8割をマーケティングと、よりよい記事の作成のため、勉強に使わせていただきます。2割を吃音のために使いたいのですが、どこか機関をご存じの方教えていただけると幸いです。