山口屋旅館を我らが定宿とする(塩原温泉郷)
先日、塩原温泉にRと二人で行ってきた。
前後の話は他記事に譲るとして、今回はお宿のこと。
【山口屋旅館】
塩原温泉街の中心にあり、お値段も手ごろだった。
部屋数が少なくこぢんまりした感じもいい。
そして何より、看板猫がいるとのこと。遭遇率も高そう。これが決め手となった。
当日は鬼怒川温泉からRがレンタカーを運転してくれた。
雨の中だったがあれやこれやの観光を楽しみ、夕方チェックイン。
塩原温泉のメインストリートのど真ん中、車ですっと駐車場に入った。迷いようのないアクセスのよさである。
明るい玄関に入ると、早速猫ちゃんが!! 人懐っこいよ~かあいいよ~
もちろん、猫だけでなく宿のご主人とおかみさんが優しく出迎えてくださった。
ここで、とある事情によって、この日私たちしか宿泊しないことが判明。
元々全7室で部屋数も少ないが、それにしても実質「貸切」とは……!!
破格の待遇に我々は恐れすら覚えたが、ありがたく受けさせていただいた。
お部屋は2階。予約していたのは一番小さい部屋だったが、何しろ私たちしか客がいないので、たいへん広々としたお部屋に案内してもらった。
街中で眺望がないとおかみさんはおっしゃったが、そんなことは気にならない。部屋はあたたかみのある和室、窓辺や壁のインテリアも目に快い。
寝不足のRは敷いてあったお布団に早速イン。道中、茶ぶどうさんの面倒を見るのは大変だったのだ。
さて茶ぶどうは1階の浴場へ。階段を降りると、猫ちゃんが出てきて、脱衣所の中まで案内してくれた。あらあらかあいらし。
でもこのままだと一緒にお風呂だよ。脱衣所に閉じ込めておくわけにはいかないし……なんとか扉の外へ誘導、私だけ脱衣所へバック。ごめんね!
脱衣所は清潔だし、誰もいないしで気分はなはだよし。
浴室の扉を開けると、おお、この規模の旅館としては広い!
シャワーヘッドがめっちゃ新しい。みらぶる……? なんかいいやつなんだね(美容音痴)。
温泉につかる。
ほうっ こいつはいいや いい湯であるぞよ
露天風呂もある。木の湯舟だ! しっかり屋根がありつつも解放感も満点。
道に面した旅館だが、外から見られない場所にあるのも安心。
ほうっ ふふふんふん♪
貸切露天風呂もある。2か所、隣り合っている。ここへのアプローチがまた素敵で、特別感たっぷり。木が上手に使ってあるんだよなあ。
湯舟は貸切サイズだが、空間は広い。プライベート感と解放感を両立したつくり。
本来は時間予約とか必要だったのかもしれないが、我々は今回実質貸し切りだったので、貸切露天風呂もいつでもどうぞ、と言われていた。
フリーパス!! なんという贅沢!!!
茶ぶどうはソロ温泉を楽しみ、Rは貴重な休息をとった。よい夕方。
さて、夕飯。1階へ下りた。
お食事は一部屋に宿泊客が集まる形式だが、グループごとにうまく仕切り・目隠しがあって、周囲が気にならないようになっていた。まあ我々は貸切(以下略)
我々は少食(※要出典)なのでエコノミープランを選択していた。通常より料理数が少ないという。
でも、テーブルには豪華な小皿、鉢、ミニ鉄板が並んでいる。
温泉ローストビーフ最高……
サラダのドレッシングもうめえ……
Rは海老アレルギーなので、私もいっしょに海老天→とり天に替えてもらっていたが、これがまたうまーい!
満腹満足!!で部屋に戻ろうとしたら、スタッフさんが猫3匹を遊ばせていた。共にしばらく猫たちと睦みあう。ああかわいい。猫好きなお客さんたちにかわいがられかわいがられ、もうかわいがられることしか知らないって感じ。そのまま心楽しく生きていってくれ。
おなかが落ち着いたらお風呂に二人で行く。夜の露天風呂もいい空気。
朝風呂も楽しんだ。私は計3回、入浴したことになる。温泉宿きたらやっぱりねえ。
朝はごはんを二人でもりもり食べた。おいしいお友だちがいっぱいいた。
温泉卵は事情があって出せないという、でもそのかわりの目玉焼きがたいへんおいしゅうて……あれなんであんなおいしかったんや。
デザートにはエスプレッソプリン。むはー素敵。
「またここに必ず泊まろうね」とRと言い合って、宿を後にした。
おいしいと素敵がいっぱいの、のんびりステイでした~