アメリカ矯正歯科医🇺🇸の場合
皆さんご存知のように、アメリカ人は歯並びにめっちゃ気をつかうというか見た目重視の国民性を持つ。
太った・痩せた、手足が長い・短い、顔が小さい・大きいなどカラダにまつわる話題はタブーであり「ルッキズムはいかんよ」の空気に満ち溢れているが、実は見た目重視なのである。
よって歯科矯正は10-14歳頃から始まる。昨日書いたように小さい頃から一般歯科医に通い慣れているアメリカの子供たちは、6か月おきに定期的に歯のメンテナンスをしている。
永久歯に変わった頃、少しでも歯並びが悪いと「ハイ!『XX矯正歯科』に行ってねー」と有無をも言わさぬ圧力をかけられる。そう、一般歯科医に紹介状を持たされ、専門医に行くのだ。
わが家の長男は歯並びが良く、部分的に小さいブレイスをはめただけで済んだ。しかし次男は思いっきりガタガタの歯並びだったので、高額な矯正歯科医の暖簾をくぐることになった(居酒屋か)。
矯正はほとんど保険がきかないので、分割払い。かなり高いがアメリカで生きていくと思われる次男の将来を考えるとやむを得ない🥹
最初にやったことは、狭くて歯が混み合っている状態をやわらげるために、下顎の幅を広げる器具をつけることだった。
私の仕事は毎朝エクスパンダーの先についている穴にネジを差し入れ、一日一回転させることだった。そうやって少しずつ幅を拡げていく。
下顎が拡がりスペースができたら歯の矯正に入る。そしてあーでもないこーでもないの1年半から2年が過ぎ、立派な歯並びになっていった。
アメリカに生まれてなければ今頃ガタガタの歯並びで学校でいじられていたかも。
大金はたいたので幸せな人生を歩んでいってほしい☺️